ハマのヤクザの妹には、"幸せ"が無い。 【ヒプノシスマイク】

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『酷いのは、あたしの遺伝子。
白銀の髪の毛にもなれず、目だけ同じ──』



でもないけど。



『兄の為、認めてもらいたい為、喧嘩もラップも頑張ってきたつもりだけど。
意味はなかったみたいだね』



中王区に最愛の妹を取られ、



太刀打ちできずに、敗れてばっか。





『いい物じゃなかったわ。 喧嘩もラップも。
いつもひとりで泣いてばかり』




碧棺左馬刻の妹だからって




『喧嘩も売られたことはあるわ。
その頃はまだ弱かったから──傷跡、痣･･･何でもござれ。

根性焼きも、やられたっけなぁ。
今は、先生のお陰で取り除いて貰えたけど』




だから、喧嘩を強くした。 認めてもらいたい欲求･･･




『結局の所、意味なかったみたいだけど。
全部、ぜーんぶ･･･ね』








「ね、ねぇ！ あそこにいるの･･･」









『･･･名の知れた人達って大変なのね』

簓「ん？」

『変装してても、バレてるわよ』

盧笙「んな！？」








乱数「桜華〜！ 何お話してるの〜？？」








『もう潮時みたい。
来てもらったのは有難いけど、さようなら』

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