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────H歴 ×月×日 明方4時
中王区 会議室前
コンコン
扉を、ノックする音が廊下に響き渡る。
「入れ」
凛とした声が会議室に響き渡る。
ガチャリ…
「来たか」
『・・・』
「そう、不機嫌になるな」
『・・・勘解由小路無花果』
「
『・・・』
「魂魄翡翠。 貴様を呼んだのは他でもない・・・」
『・・・』
「「飴村乱数」との関係、
『・・・妾は、政府に買われたわけじゃない』
「此方が買ったとしたら?」
『・・・裏で、取引されてるワケ?』
「かもしれないな」
『ホントーは?』
「売られた、とでも言いたいのか?」
『
「だとしたら、誰に売られたと思うんだ?」
『質問を質問で返すなよ、勘解由小路無花果』
「────・・・そうだな、売られたの方が合ってるかもな」
『・・・誰に』
「分かってるんじゃないのか?」
『・・・そうだな、分かっているから聞いてるんだ』
「そうか。 答え合わせ、とでも言うべきか?」
『もちろん、そのつもりさ』
「飴村乱数、さ」
『へー・・・? やっぱりアイツか』
「全く・・・関係性は悪化の方向か?」
『それしか、無いじゃん』
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作者名:ヤンデレちゃん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/11e53d16ff1/
作成日時:2019年9月14日 19時