◆72◇ ページ22
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『・・・簓』
「なんや?」
『時間、結構深夜なんだけど・・・』
時計を確認する
「あ、ほんまや・・・」
『ね。 帰らんでも良いの・・・?』
「うーん・・・」
『二人、待たせてるんじゃないの・・・?』
「心配いらへん、いらへん」
『・・・帰りなよ、ここは』
「子供の来るところじゃない、とか言わへんよな」
『言うわよ、来るところじゃない。 早く帰りなさいよ〜』
「えー! 大阪、遠いんやで・・・」
『カプセルホテルとかあるやん』
「そ、そやけど・・・」
『はぁ・・・』
「あ!」
『・・・?』
「翡翠の家に泊まればええんやな!!」
『な、なんで!?』
「え? だって、カプセルホテルなんて泊まりたくないやん」
『・・・』
「知らん人が居るんやで・・・?」
『・・・』
「それに、狭いねん!!」
『ほぉ・・・何故、知ってる』
「そ、それはやな・・・!」
『くくく・・・』
「わ、笑うんちゃう!」
『ははっ。 しょうがないか〜・・・』
「え、泊めてくれるん・・・・・・?」
『────・・・それ以外にあると思うの』
「思いまへん!! 神様や〜!」
『さっさと帰っぞ』
「えぇ〜? オニーサン、ひっどーい!!!」
『・・・』
「気にしぃひんで・・・ええんやで?」
『・・・そう、なのかな〜』
「そやそや。
翡翠が関わる問題じゃあ・・・あらへんからな!」
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作者名:ヤンデレちゃん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/11e53d16ff1/
作成日時:2019年9月14日 19時