ポートマフィアの日本人形 (ページ11)

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>人形が九つページ11

撫子side

黒蜥蜴より、武装探偵社の方が強いのか。

そう考えていると、

「あ、撫子。」

「あれ？どうかしたの？」

廊下に中也がいた。

「首領がこれ言ってこいってさ。」

そう言って見せられたのが、任務についての紙。

「ありがとう。」

足速に自分の部屋に入る。

ええっと、内容はこの間抜けやがった裏切り者の捕獲。

書類には、相手の顔写真。

「へー。今から行くか。」

裏切り者は、ある組織の一員らしい。

この組織は、あの辺りだから、あの辺りを探すか。

「あ、いた。」

探し始めて15分。

予想通り、あの辺りにいた。

その男の前に立つ。

「子供じゃねぇか。どうした？この辺りはあぶねぇぞ。」

「ねーねー。それってさー。ポートマフィアが来る可能性があるから?」

「！？」

あら、図星？

顔つきが変わったわ。

「あたり？あたりだよねー。あなた、私達の裏切り者だもんねー。」

「ひっ！」

やっぱりこいつだ。

「こっちに来てくれないかしら?」

「う、うわぁぁぁ！！！」

バババババババババババーーーーー

銃を乱射してきた。

もちろん、私に当たるわけで。

でもね、

「意味ないよ。異能力『私のもう一人の日本人形』『移し人形』」

そう言えば、弾はなくなり傷も塞がる。

「こ、こちに来るなぁ!」

「ああ、ダメダメ。逃げちゃダメ。」

男が逃げ出した為、あとを歩いて追う。

男が逃げ出した方は行き止まり。

リンリンリンーーーーー

「勝ったーら嬉しい花一匁♪
　負けたーら悔しい花一匁♪
　あの子が欲しい♪
　あの子じゃ分からん♪
　相談しましょ♪
　そーしーましょー♪」

男を指差しながら言う。

「異能力『私のもう一人の日本人形』『操り人形』」

あとは、拷問室につれてくだけ