ポートマフィアの教育官。番外編。 (ページ7)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:1,606 hit

【文マヨ】中華③ ページ7

｢中原様と高見様。お待ちしておりました。
ポートマフィア首領様からお話を伺っております。こちらへどうぞ｣

『というかやっぱり動きにくいよこれ』

｢首領が選んだもンだろうが、ありがたく着とけ｣

案内役である店員は幹部級である2人を慇懃に挨拶するが、挨拶された2人は何処吹く風だった。

店員はお辞儀しながら考える。
ここで顔を上げていいのか？これは試されているのか？だとしたらどのタイミングで上げれば……？！

『うっわ〜中也クンは命令違反は出来ない子だ。
あと君、首領たちが予約した場所は？』

｢えっあ、こちらでございます｣

いきなり声をかけられ、ビクッとした店員だがすぐに気を取り直す。

そして、死角から首領達の座る位置を確認する。

するとAは考えて＿＿＿

『……わかった、ありがとう。＿あ、中也』

｢あ？なんだよ｣

するとにっと笑い＿＿＿

『ご飯、美味しそうだね(･･･････)』

そう言った。

中也は最初、はてなマークだったが数秒後同じくにっと笑う。

｢そっちを頼む｣

頷きあって、中也は店員に話しかける。

｢すみません、俺たちの他に護衛が増えるので、待っててください｣

｢へ？あ、はい待ってます｣

中也は素敵な笑顔で｢よろしくお願いします｣と言った。

『そっちは頼んだよ、中也』