"毒の手"は。 ページ16
no-side
"毒の手"に掴まれた組合と繋がりのある人物は、なんとかしようと動く。
しかし、"毒の手"は動きを阻む。それは成人男性の力でも力技では通用しないようだった。
『あのねぇ、頑張ってるとこ悪いけど
呆れ顔で言うAは、黒紫色の手に触り、にっと笑う。
当然、組合の繋がりがある人間は「触ったらお前も…」と驚いた。
『あぁ私は君と心中するつもりはないから安心して。単純に、私は毒があんまり通用しない体に"したんだよ"』
「した?」
『そう。"したの"。
ある人が、私の弱点に気づいてくれてねぇ。感謝しきれないよ』
懐かしそうに目を細めるAは「因みにだけど、私の異能は"進行を遅くしたり早く出来るよ"」とケラケラと笑う。
それでも、組合の繋がりのある人間は諦めない。
少しづつ痺れていく身体に顔を顰めながら、ベルトに挟んでいた銃をAに向けて撃つ。
当然、Aは簡単に避けられたが、例えAを殺そうとした訳ではない。
少し油断したせいか、"毒の手"は力を弱めた。
単純に、Aを救おうとしただけだ。
力を弱めたのを隙に、床に着地。
「お前の操る異能力は遠距離系だ。
つまり近距離だとどうだ?」
『驚いた。"毒の手"にも隙をつくれるんだ』
にぎにぎ、と動く"毒の手"はAの後ろに移る。
Aにもしもの事があった時の場合の為だろう。
組合に繋がりのある人物はAに突進。
近距離は、Aにとって弱いと考えたが___
『そんなに近寄ったら、レデイに嫌われちゃうよ?』
Aの首に触れたと同時に、組合に関係する人物は絶命した。
『さて、君の鞄を見させてもらうね〜』
なんと、Aは"毒の手"を操るだけではなく、"毒を操る"異能力だった。
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期末終わったぁあ!と思ったら、ハイキューの小説が消えてました。(前のはちょっと納得出来ず、自分自身で消しました)
また最初からだぁぁあ!!
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作者名:MANA☆ | 作成日時:2024年2月12日 11時