有名彼氏と日常生活 5

これからも この先も ページ43

「ん？」





マホトに名前を呼ばれ振り返る。






マ「1回しか言わねえから、よく聞いとけよ。」






あ…このドキドキ久しぶりだな






マ「8年も俺のそばに居てくれてありがと。
Aが居てくれたから今の俺がある…
本当に感謝してる。

こんな俺だけどこれからもこの先も一緒にいて欲しい……居てください。」






彼はポケットから小さな箱を取り出し私に差し出した




それと同時に夕日がゆっくりと沈む。






箱を開くとキラキラと輝く指輪が入っていた。






「ばか……遅いよ。」









口元に手を当て泣く私を




マホトはそっと抱き締めてくれた。






マ「OKって事でいいんだよな？」






「当たり前じゃん…マホト以外考えられないって」






マホトは笑いながら言った






待たせてごめんな、絶対幸せにしてやるから






って。









.




数年後。




.








どうも ワタナベマホトです しゅしゅしゅ！






いつもの挨拶が家に響く。






そんな彼の元へと走って行く小さな影。






『パパ！』






「こら、パパ撮影中だから邪魔しないの」






『はぁい。』






そんな彼女と子供の会話を聞き





彼はとても幸せそうに笑っていた。

作者から→←夕日

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す