異世界人生リセット2【twst】 (ページ19)

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7．喧嘩ページ19

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｢あんた達！！｣

その日の夕方私は学園長、トレイ先輩、エース、デュース、グリム、ユウを教室に呼びつけた。
バン！と机を両手で叩く私にビクッとみんなして肩を揺らす。

｢いい方法思いついたのか！？｣
｢決闘よ！｣
｢へ？｣

エースの言葉に被せるように発した私の言葉。理解できなかったのか、へ？と間抜けな声を返される。

｢決闘よ！あんたら寮長どっちかなれ！｣
｢結局かよ！｣

エースがすかさずつっこむ。
デュースに関しては｢何かいい方法思いつかなかったのか？｣と聞いてくる。

｢それにしてもカンナの怒りっぷりすごいんだゾ…｣

｢なんでそんなに怒ってるんだゾ？｣と聞くグリムの言葉に私は拳を作る。

｢それはね…｣

そう。それは張り込み終わってみんなと解散した後…

｢あ、リドル先輩こんにちは｣
｢あぁ、君か。｣

私は寮に戻ろうと鏡舎に足を進めていた時、たまたまリドル先輩と遭遇した。
課題のようなものを持っていた事からしてきっと先生に聞きに行くなり勉強するなりしていたのだろうか…彼の腕の中には課題と思われるものがあった。

｢エース達から聞きました。昨日の事。マロンタルトは結局捨ててしまったんですか？｣
｢当たり前じゃないか｣
｢私なら勿体なくて捨てられないですよ～｣

ここまではよかったんだ。なんとかリドル先輩を説得しようと試みてみた。

｢リドル先輩も、パーティが終わったあとに貰っちゃえばよかったのに｣

軽く言ったつもりだった。しかし

｢君、それは本気で言っているのかい？｣

リドル先輩の怒りのツボに入ったのだろう。その後は食材が勿体ないだのルールだからだの、精神に基づいてる寮長だからだの…終わった後にもう一度受け取ればいいだの言い合い…つまりは喧嘩をした。
いつの間にか鏡舎に着き、｢もういいです！知らへん！決闘でもされちまえ！｣とリドル先輩を置いて寮に帰った。

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