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6.再び ページ13

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「俺、あの時お前の涙拭ってあげられなくて凄く悔しかった。自分で別れよって言ったのに…。ずっと彪雅が好きで…」
「俺さ…」

黒尾の言葉を遮って言葉を発する。

「ずっと隠してたし、これからも隠すつもりだった。俺だって黒尾の幸せが俺の幸せだから。黒尾は仕事上、普通に女の人と結婚して家庭を築く方が立場的にもいいと思ったし、幸せになると思ってた。でもやっぱり嫌なんだ。お前と幸せになりたい」

溢れ出る涙。二日酔いで最悪な体調なのに泣くことによって余計に悪くなって嗚咽してしまう。
時折「うん」と返事をし、黙って俺の話を聞いていた黒尾は立ち上がり俺の涙を拭き取った。

「これからは俺が涙拭うから。もう手放しません。俺ともう一度付き合ってもらえませんか?」

ぼやけた視界にうつる黒尾は綺麗に涙を流しながら笑っていた。

「もちろん。鉄朗よろしく」

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「お腹空いた…朝ごはん食べよっか。」
「出来るだけ優しめな味がいいです。」
「お前も二日酔いかよww」

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設定タグ:HQ , 黒尾鉄朗 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ハヌル | 作成日時:2020年7月25日 14時

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