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「黒尾…」
俺が名を呼んだ瞬間に勢いよく土下座をする黒尾。
「すんませんしたっ!!!酒の勢いとはいえ!!!ごめんなさい!!!」と大声で言うもんだから「近所迷惑だろうが!朝っぱらからうるせぇ!」と反抗する。
「悪い。」
と小さく謝りシュンとする黒尾に怒る気持ちも消えた。
というか、そもそもは酒に呑まれた俺が悪いんだが…
中々見ないしょぼくれた黒尾が面白くてつい笑ってしまった。
「なっ、なんで笑うんだよ…」
と余計にしょぼくれる黒尾。
「しょぼくれ木兎みたいにしょぼくれんなよ」
と笑えば黒尾も釣られて笑っていた。
ひと笑いした後、黒尾は真剣な顔をして、
「彪雅の事考えずに今までしつこくてごめん。でも俺、諦め…「できんの?」え…?」
「だから、諦められんの?って聞いてんの。あ、もう体だけの関係みたいな?」
「違う!」
「じゃあなに?もう出来ない約束しないで」
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作者名:ハヌル | 作成日時:2020年7月25日 14時