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# ページ6

俺らのグループから抜けて、



好きなところでやりたいようにやって、



上を目指してやまないコイツを追いかける人間は
数え切れないほどいるだろう。





そんな人間を大量に抱える絶対的に自信のある目。





スターの目...?とでも言えばいいのか。





俺には無い、心が闇にまみれそうだ。








「まぁね。それなりに。」




「相変わらずだな?てか藤ヶ谷、連絡先全部変えたべ、

新しいの教えてよ」




「いいけど。」






...






「うお、あんがとな、今度飯行こうぜ」




どうしようか、







それから健永や渉とも当たり障りない交流をして





「んじゃ、本番でなー。」






なんて軽く、俺らの楽屋を出ていった。















_______番組収録後。







「藤ヶ谷ー、」




「なに?」




「このあと、暇?」




「要件先に言えよ」



「あぁそっか、ほら、飯行こうぜ、って。」



「飯、」



「そー、今度とは言ったけどさ、
その今度にしたらお前逃げるべ」



「...そんなことないけど、


今日でしょ?いいよ。空いてる。」



「うい、肉でいい?」



「いいよ。」



「了解。ほんじゃまた夜」






軽く口角を上げて俺の進行方向の反対へと進んでいく。

俺も俺でまだ他の仕事あるし、
仕事終わるまで何も考えないでいられるのは気が楽だ。










それ以降の仕事の休憩時間。


今やもう変更された名前も馴染んできたXで
エゴサをする。



2022あたりのポストは見るに堪えないものばかりだ。



『今日もまた北山くん元気なかった』

『いい加減ハブるのもやめたら?』

『嫌いなのはわかったから
プロ意識で表ぐらい仲良くしてよ』



その通り過ぎて反吐も出なかった。



北山が羨ましくて、北山に憧れを抱いて

それを習って自分なりに行動すれば
媚び売りだとか、らしくないだとか言われて、

それを北山に当てつけてたんだ。



最近はこれらを見て自制するのが日々の習慣。









嫌いなわけじゃないんだよ、
ただ、どうしていいかわからなかっただけで。


卒業を発表してからの北山は
俺の事なんて眼中になさそうにしてた。











あの寂しそうな眼は消えていた。










内心その眼で北山は俺を諦めてないって自信があって
とんでもないほど自惚れてた。




北山は俺を必要としている。

北山のシンメは俺だけだ。

北山は______...

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設定タグ:北山宏光 , 藤ヶ谷太輔 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:その他
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作者名:Cuz | 作成日時:2019年8月26日 12時

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