気をつけなアカンで！４

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安田side


気持ち悪さを紛らわすために


練習中も小まめに水を飲むようにしてたんやけど


それがあかんかったんかな…


途中から胃のあたりの不快感が強なって、徐々に吐き気も明確になってきた。


ちょうど休憩入ったし、ちょっと落ち着いたらトイレ行こ思って出来るだけ皆に気付かれへんように大人しくしとったんやけど…大倉に気付かれてもうた。


気ぃ使って色々話しかけてくれてんけど、もうほんま限界で…


咄嗟に口を覆ったんやけど…大倉の前でちょっと吐いてもうた…。


大「大丈夫?!まだ出る??」


安「…だいじょぶ…ぅｯｯ…ぅえｯｯ…」


なんとか耐えよう思うねんけど、容赦なく襲ってくる吐き気。


とりあえず床とか汚さんように手で口を覆ってんねんけど、喉のあたりまでｸﾞｯｸﾞｯて押し上がってくる。


大「大丈夫ちゃうやん！ちょぉ、皆来て！ヤスちょっと吐いてもうたぁ！」


横「えぇ?!吐いた?!」


丸「ほんまや！ヤスぅー大丈夫ー??」


錦「ヤス、これ、袋に出しぃ？そのままやとしんどいやろ」


安「…んーん…だいじょぶ…はぁｯｯ…ぅ…」


亮が口に袋を当ててくれてんけど、皆の前で吐くのは嫌や…ましてや皆食事中やし…


渋「せやから朝も聞いたやろが！ほんまにもぉ…なに我慢してんねん！ええから全部吐け！(ﾄﾞﾝｯｯ)」


そう言うて渋やんにちょっと強めに背中を叩かれた。


あか…もう無理やっ…


安「んん…ぅえｯｯ…ぉえぇぇｯｯ!!!!」


渋「よし、やっと吐いた(ｻｽｻｽ…)」


村「なにぃ、朝聞いたって」


渋「朝トイレで会うた時もちょっとえずいてたから具合悪いんちゃうかって聞いてたんやけど、こいつ大丈夫言うて我慢してたんや」


村「あぁ、朝言うてたのってそれやったんか」


丸「もぉー駄目やんかーちゃんと調子悪いて言わないと」


横「ヤス意外と頑固やからなー」


安「ぅー…ごめｯｯ…ｹﾞﾎﾞｯ…んん…」


錦「ちょぉ、今色々言うのやめよ。しんどいのに可哀想やん」


大「頑張れヤスぅ。全部出したら楽なるからな？」


安「ｹﾞﾎﾞｯ…うん…ごめんな…ぅえｯｯ…」


そこから気分が落ち着くまで


俺は10分くらい吐き続けた。

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