鬼札【鬼滅の刃】 参

玖拾捌 ページ8

貴「！？」


そこには火傷が“治っている”禰豆子ちゃんがいた。


貴「禰豆子ちゃん！？」


禰豆子「お、お、おはよう。」


口枷が外れており、ふわりと笑う禰豆子ちゃん。


貴「・・・嫁にもらっちゃダメかな？嫁になってほしい切実に」←


禰豆子ちゃんは天使だね！うん！


竈門「ううっ・・・うっ。」


炭治郎は如何やら気付いていないらしく、泣きじゃくっている。


貴「おーい、炭治郎君？見給え、君の妹を。」


竈門「禰豆子は自分を犠牲にして里の皆を助けた・・・。


日光に焼かれて・・・。」


貴「いやいや、ほら。こっちに向かっているのは誰なんだい？」


竈門「・・・！？」


禰豆子「お、おはよう。」


竈門「禰豆子・・・、良かった＿＿＿。」


禰豆子「よ、よかったね。だい、だいじょうぶ。


＿＿＿よかったねぇ、ねえ。」


竈門「うわあああ！


よかった・・・！！


よかったあああ、禰豆子無事でよかったあああ！」


少し、兄妹から離れて見守る。


貴「(姿は鬼のままじゃが・・・太陽を克服した。


鬼舞辻無惨(奴)はきっと禰豆子ちゃんを狙う。


いや・・・きっと、じゃない。


絶対だ。


妾が守らないと・・・！)」

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