鬼札【鬼滅の刃】 参

壱百弐拾肆 ページ35

夢主sideに戻ります！

貴「・・・もう夜明けになったのかえ。


術を解くとするか。」


パチンと指を鳴らして、柱たちを自分が座っている木の下に集めた。


柱「！？」


貴「お疲れさん。初日でこんなに術を使うと思わなかったぞ。」


柱たちは圧倒的な実力差に少し落胆を覚える。


貴「・・・初日で出来るなど期待してはおらぬ。


疲れておるだろうから、明後日に稽古をする。


それまでに鍛えてな。


・・・天元。疲れているところ申し訳ないが、今日の夜に妾の屋敷に来てくれぬか？


杏寿郎、槇寿郎を＿＿＿そなたの父を妾の屋敷に来るよう言ってくれぬか？」


宇髄「分かった。」


煉獄「分かった！今すぐ父を呼んでくる！！」


貴「今日の稽古はここまでじゃ。ゆっくり休んでいろよ？」


柱たちが解散した後、すぐに産屋敷邸に向かう。


先程、産屋敷家の鎹烏が呼んできたからだ。


貴「(お館殿のお呼び出し・・・。まさか“アレ”なのか？


いや・・・そんな訳・・・。)」


考え事をしているうちに産屋敷邸に着く。


貴「お館殿よ、妾じゃ。入るぞ。」


入ると、そこにはお館殿とあまね殿、ご息女のひなき殿とにちか殿がいらっしゃった。


貴「今日はどういったご用件で？」

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