捌拾玖 ページ47
拳が地面に悉く激突する。
ビチビチビチと拳が触れた場所から無数の魚の群れが生まれる。
その攻撃と同時に、無一郎は咄嗟に躱し、木の上の枝にちょこんと腰かけていた。
玉壺「木の上に逃げるなと己が言わなかったか?」
時透「臭かったからさ、鼻が曲がりそうだよ。」
無一郎は、服についた魚を払いながら平然と言い放つ。
玉壺「どうだね。私のこの神の手の威力。拳で触れたものは全て愛くるしい鮮魚となる。
そしてこの速さ!!」
玉壺は相変わらずの自慢を繰り返し、誇らしげに自分の手を見つめる。
玉壺「この体の柔らかくも強靭なバネ。
さらに鱗の波打ちにより縦横無尽自由自在よ。
・・・震えているな、怖ろしいか? 先程の攻撃も本気ではない。」
体が柔らかいなんて、うちの蜜璃とは比べ物にならんわい。
断然蜜璃のほうがナルシスト鬼に勝っているが。
時透「・・・どんなに凄い攻撃も当たらなかったら意味ないでしょ。」
にっこりと笑う無一郎。
うん、可愛い。
時透「それに、Aさんの援護がないってことは僕を信用しているから。
だから、君は僕に頸を斬られる結末だから。」
おぉ・・・、そうだったのね。
ま、事実じゃが。←
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ビニビニ(プロフ) - ロックを解除しました。引き続き作品をお楽しみください! (2019年7月20日 0時) (レス) id: 4b27694ccb (このIDを非表示/違反報告)
ビニビニ(プロフ) - すみません!製作中なのでしばらくお待ちください。 (2019年7月19日 23時) (レス) id: 4b27694ccb (このIDを非表示/違反報告)
Mmaa(プロフ) - 話にロックがかかっていて読めない状態になってます(T ^ T) (2019年7月19日 20時) (レス) id: b127248525 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華 - 続編にロックがかかっているのですがどうしたら読めますか? (2019年7月19日 18時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - 続編にロックがかかっているのでパスワードを教えてください。 (2019年7月19日 18時) (レス) id: 236b789334 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビニビニ | 作成日時:2019年6月2日 15時