鬼札【鬼滅の刃】 弐

漆拾肆 ページ31

妾と話し合った後、天元は柱を引退して育手になった。


柱からはいろいろな意見があったが、彼の意見を尊重すると意見がまとまった。


貴「・・・育手になっても妾の屋敷にいつでも来な。相手してやるぞ。」


宇髄「Aさん・・・！ありがとうございます！」


貴「当然のことじゃろう？」


グイッと妾の袖をつまんで引っ張られているのに気づくと、お館殿の娘だろう子が見てくる。


女子「A様、お館様のお呼び出しが・・・。」


貴「・・・！？あい分かった。用が済んだら案内を頼む。」


別れ際に天元に赤い石が付いているお守りを渡す。


貴「天元よ。これはお主等が危険な目に遭った時に守ってくれるお守りだ。


今まで引退してきた柱には渡している代物だ。


その石を家に飾っておけば鬼除けにはなるだろう。


・・・最もお主には必要ないかもしれぬが。」


宇髄「・・・分かりました。俺は嫁を持っている身なので必要かもしれません。


本当にありがとうございます・・・師匠。」


貴「達者でな、天元。」


今度こそお互いの背中を向き


妾は急いでお館殿の元へと向かった。

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