鬼札【鬼滅の刃】

弐 ページ4

冨岡「・・・それが妹なのか？」


元妹であろう鬼はうめき声をあげ、少年の腕から逃げようとする。


＿＿＿少年を喰わないのか？


ふと疑問に思ったが、冨岡君は間合いを詰め鬼を捉える。


少年は急なことに戸惑いを隠せなかったようである。


？「禰豆子！冨岡「動くな。」！？」


吹雪で一瞬視界が悪くなるが少年は動かなかった。


冨岡「俺の仕事は鬼を斬ることだ。勿論お前の妹の首も刎ねる。」


ドストライクに冨岡君は話す。


＿＿＿でも少しも間違っていない。


？「待ってくれ！禰豆子は誰も殺していない。


＿＿＿＿俺の家にもう一つ俺が嗅いだことがない誰かの臭いがした。


皆を殺したのは多分そいつだ！禰豆子は違うんだ！


どうしてそうなったのか知らないけれど・・・でも！」


貴「少年よ、この鬼の子が今後人を喰らわない保証はあるのかえ？」


？「・・・！？」


貴「鬼の子の食糧は人＿＿＿それは紛れもなき事実。鬼の子になった理由を教えてあげよう。


傷口に鬼の血を浴びたから鬼になった。・・・治す方法は今はない。」


？「捜す！俺がきっと見つけるから・・・禰豆子を殺さないでくれ！」


冨岡君は刀を鬼の子の頸に添える。


その時、少年の心の声が聞こえた。


？「(もう・・・これ以上俺の家族を奪わないで！)」

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