佰壱話 ページ8
私はとっさに姿を隠して死角に立つ。
あらかじめ持っている日輪刀でケリを付けるほかない。
___そうしないと、死ぬという選択肢しかない。
童磨「誰かいるかい・・・?」
トントンとノックをして安否(?)を確認する上弦の弐。
なんか、絶対楽しんでいるとしか思えない。
というか、もしかしてじゃなくても遊女を喰っているってことか、ここで?
しかも、宇髄殿達は絶対に気づいてない。
上弦の鬼が二体___とてもじゃないが勝てる気がしない。
そう考え込んでいるうちに扉を開ける上弦の弐。
童磨「あれぇ〜?誰もいないなぁ・・・。
堕姫ちゃんはここにいるって言ってたはずだけど。」
___まずいな。このままでは確実に勝機はゼロ。
ギィィと扉を開ける“フリ”をして氷の像を逃がす。
童磨「あれぇ〜?逃げるなんて馬鹿だね。
____俺が助けてあげられるのに。」
一瞬だけ脳に映像が流れる。
“__ねぇ、お兄ちゃん。苦しくないの?”
嗚呼、まだ上弦の弐を“お兄ちゃん”と呼んでいたころ。
“なんでそんなことを言うんだい、A。”
“意味のない涙を流して、嘘を吐くの・・・辛くないの?”
“___それが俺の仕事だから。使命だから。”
文字数・・・
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年5月29日 16時) (レス) @page19 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん - 初めて見ました。頑張ってください!! (2022年1月22日 19時) (レス) id: 07d077227f (このIDを非表示/違反報告)
リン - ビニビニさん» コメントの返信ありがとうございます!これからも更新頑張ってください! (2020年8月7日 17時) (レス) id: 695b2333eb (このIDを非表示/違反報告)
鮭大根(プロフ) - ふへへへへ面白いです!!これからも頑張って下さい!!続き楽しみ〜(´-ω-`)ムフフ (2020年8月5日 17時) (レス) id: ef1af2de4e (このIDを非表示/違反報告)
ビニビニ(プロフ) - リンさん» ありがとうございます!亀更新ですがよろしくお願いします。 (2020年8月5日 14時) (レス) id: 8c87526003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビニビニ | 作成日時:2020年7月12日 0時