上弦の弐は僕の兄ですが何か？【鬼滅の刃】

弐拾話 ページ22

上弦の弐はカナエ殿の技を出し切ったことに気づき、扇子を仰ぐ。


―血鬼術 粉凍り―


貴「・・・！？」


まずい・・・っ、この血鬼術でカナエ殿はっ！！


―血鬼術 氷壁―


カナエ「え・・・？」


貴「・・・。」


カナエ殿を横抱きし、羽織で血鬼術を吸い込ませないようにする。


カナエ「Aちゃん！！」


上弐「Aだって・・・？」


貴「・・・。カナエ殿をよろしく頼む。」


影に待機している隠にカナエ殿を託し、腰に差している一対の扇を手に取る。


上弐「へぇ〜、ここで会うとは思わなかったよ。


__________A。」


貴「貴方は・・・上弦の弐のえーっと確か“童磨”だっけ？」


童磨「っ！？・・・あながち間違いじゃないけど。」


貴「・・・僕、記憶が曖昧だから知人だったらごめんね。」


童磨「俺は君の双子の兄だよ。」


貴「うん、それは知っていた。」←


童磨「あ、知っていたのね。」


貴「でも、僕の兄がこんな悪癖持っているとは信じたくないなぁ。」


童磨「なんかAが毒舌になっている・・・。


もしかして反抗期！？」←


貴「仮に反抗期だとしても結構遅いよね・・・。(実年齢100歳は超えている)」


童磨「うぇーん(棒)」


貴「(白い目)」


童磨「(俺、嫌われてんの？)」

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