弐拾伍話 ページ27
no side
〜in 蝶屋敷〜
スゥ―・・・ハァ―・・・
全集中・常中を会得するために竈門炭治郎は一人塀の上に登って息を整えていた。
前よりも強くなれるように・・・
胡蝶「頑張ってますね、炭治郎君。」
蟲柱・胡蝶しのぶは音もなく炭治郎のそばに近づいた。
竈門「・・・!?」
炭治郎は少し驚いたものの、また深呼吸をした。
だが、しのぶから漂う“匂い”に違和感を感じた。
竈門「・・・あの、怒っていますか?」
しのぶは炭治郎の言葉で先ほどまで浮かべていた笑みを崩した。
竈門「あ、済みません。気に障るような事をいってs「・・・そうですね。私はずっと怒っているかもしれない。」!?」
胡蝶「正直、私は混乱しているんです。禰豆子さんとAさんの存在に・・・。
鬼は嘘ばかり言う。自分の保身のために・・・。
理性も無くし、剥き出しの本能のまま人を殺す存在。
そうだったはずなのに、禰豆子さんとAさんは違っていた・・・。
飢餓状態であっても人を喰わず、稀血を目の前に垂らしても理性で抑え込む・・・。
そんな芸当ができる鬼は私たちは見たことがなかった・・・。」
竈門「・・・Aさんも、ですか?」
柱合会議のときに感じたあの禍々しい匂いは嘘ではない。
鬼舞辻無惨の匂いと殆ど似ていた。
人を喰ったことがあるはずだ、と炭治郎は疑問を持った。
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ひな - せしけうさん» 9+1って意味だと思います!! (2020年8月20日 19時) (レス) id: 498ac63067 (このIDを非表示/違反報告)
せしけう - 最初の「九十一」ってどう言う事ですかね。 (2020年7月19日 18時) (レス) id: 048a76df3c (このIDを非表示/違反報告)
みんみゆ(プロフ) - ヤバい…小説のタイプがド真ん中…!これからも頑張ってください! (2020年2月1日 23時) (レス) id: 5c7524273f (このIDを非表示/違反報告)
名無し - めっちゃ面白いです! (2020年1月19日 18時) (レス) id: efb5a993fa (このIDを非表示/違反報告)
澪桜(プロフ) - 更新待ってます((o(。>ω<。)o)) (2019年10月17日 9時) (レス) id: f8910ba311 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビニビニ | 作成日時:2019年10月14日 0時