引力使い【文スト】

十七話です。 ページ18

明日に敦君の入社試験があるらしいので、昼あたりに出勤することにした。



それまでの間、マンションの自室で敦君の履歴を見る。



首領によれば北米に拠点を持っているという組合(ギルド)からこの依頼が来たよう。



なので、組合(ギルド)から情報をハッキングする。



＿＿＿＿しかし、なぜ敦君を狙っているのかよくわからなかった。



今まで集めてきた情報をマイクロチップに全て入れて首領に電話をする。



貴「首領、中原です。例の人虎の件を終えました。後、探偵社員の情報も・・・。」



森「ご苦労。それでね、Aちゃん。そろそろ人虎捕獲をしてもいいと思うかね？」



貴「今日、人虎は入社試験を突破すると思います。今が潮時かもしれません。」



森「・・・そうだね。実はこの件は芥川君に任せているのだよね。



＿＿＿＿＿芥川君をそちらに向かわせよう。」



貴「首領・・・、流石に探偵社も阿呆ではないのでわなを仕掛けた方がいいと思います。



あまり顔の目立っていない女性を探偵社に依頼する名目でやった方が確実かと。」



森「そうだね。そっちに樋口君を向かわせたから、後はお願いするよ。



＿＿＿＿もう帰還していいよ。」



貴「了解。」

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