探偵社2 ページ9
「樋口ー」
呼びながら私の所へ寄ってきたのは心暖さん。
彼女は変わり者として知られていた。
けど、可愛らしいルックスと毒舌っぷりが
何気に人気だったりもする。
私、人虎捕獲しないといけないんだけど...
「何ですか?」
ジトりとした目であえて聞くが
「探偵社を黒蜥蜴に向かわせる理由は何?」
と平然と質問をしてくる彼女。
この人も広津さんと同じ質問を...。
「...前回の失敗は探偵社が原因。なので、
まずは護衛たる探偵社を殲滅します。」
「違う違う。妾が聞いてるのは何で態々負けに
行こうとするのかってことだけど?」
「へ?」
この人...今...何て?
負けに行く?
黒蜥蜴が?
「日本語が伝わらなかった?」
「つ、伝わりましたよ!」
「じゃあ、質問に答えてよー」
「っ黒蜥蜴は負けません!」
「質問に合ってない。」
目を細めて此方に言ってきた。
「...っ良いですか心暖さん。ポートマフィア
の傘下全体企業は数十を数え、政治・経済にも
根を張っているんですよ?そんな組織が
零細探偵社に負ける筈が無いん...」
「全てした訳じゃないでしょ」
私の言葉を遮り彼女が口を開いた。
「ポートマフィアをここまで大きくしたのは
今までの人達が居てこそだ。其れを自分の
手柄の様に言うのは宜しくないと思う。」
「ち、違います!私はただ...」
「あ、そろそろ3時だから行く!」
そう言って私の言葉を聞こうとせずに
心暖さんは走って行ってしまった。
44人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛花 (リンカ)(プロフ) - きのさん» はい!頑張ります!! (2018年3月17日 23時) (レス) id: d93a89906c (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 有難うございます!嬉しいです!頑張って下さい! (2018年3月17日 22時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
凛花 (リンカ)(プロフ) - きのさん» 何時も読んでくれて有難うございます!!わかりました。中也さんで書くことにします。コメント有難うございます!! (2018年3月12日 5時) (レス) id: d93a89906c (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 何時も読んでます!質問の答えなんですが、俺(女です。紛らわしくてすみません)は何方かと言うと中也さん派ですかね。此れからも更新頑張って下さい!いつでも待ってます! (2018年3月11日 23時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凛花 (リンカ) | 作成日時:2018年3月6日 22時