探偵社５ ページ13
｢ポートマフィア...！｣
その言葉を待っていたのか女性は笑った。
｢分かってくれたか。妾の名は一色心暖だ。｣
｢...またポートマフィアか。｣
国木田さんが呆れたように言うと
｢来る予定無かったんだけどねー｣
と､フードをかぶり直しながら言った。
｢因みに､その資料のやつ妾のことだよー｣
｢その資料？｣
｢人虎が置いたやつ｣
と､またもや驚くことを言った。
｢...！？｣
国木田さんは驚きつつも女性へと...
...心暖さんへと話しかける。
｢人助けの次は人殺しか？｣
｢そう解釈されただけだ。｣
｢...此処へ来た理由は？｣
｢黒蜥蜴の...仕返し。｣
｢賢治！其奴も倒すぞ！｣
探偵社を潰す気でいると分かった途端
国木田さんが司令を出す。
｢はーい...危ないですよー！｣
賢治君はそう言いながら先程取り外したＬＥＤ
蛍光灯を振りかぶるが身軽に避けられた。
｢宮沢賢治は今から仲間を気絶させる。｣
避けた後､賢治君を指差しながら言った。
此の人は何を言っているんだろう。
有り得ないことを言い出したな。
｢お､おい！賢治！！｣
国木田さんの慌てる声を聞き見てみると
国木田さんに蛍光灯を持って近付く賢治君。
｢何をしている！下ろせ！｣
｢か､身体が...言う事聞かないんです...！｣
そして振りかぶった。
『ガシャーン』と割れる音。
国木田さんは何とかギリギリ避けた様だが
破片で頬に傷を負っていた。
賢治君が今度はデスクを持ち上げた。
｢おい！止めろ！｣
｢く､国木田さん...｣
賢治君の表情は歪んでいた。
早く.........早く止めないと...。
｢止めるには妾を倒すしかないけど､出来る？｣
場の雰囲気に似合わない陽気な声。
どうやら焦る僕を見て楽しんでいるらしく､
大きな目を細めて笑いながら言った。
身体が自然と動いた。
猛スピードで近付き､拳を振りかざした。
其れを避けられたが今度は蹴りあげると
華奢な身体は宙を舞った。
そのまま床へと叩きつけられる。
｢...いったぁ｣
余程痛かったのか四つん這いのままだ。
｢降参しますか？｣
僕がそう言って近付いて見てみると
下を向いて拳を握っている。
｢......か。｣
｢え？今なんて｣
聞こえずに聞き返すとハッキリと言われた。
｢ばーか！！｣
は...？今なん.........
『ガンッ』
鈍い音が聞こえ頭に激痛が走った。
僕は一瞬にして意識が遠のいて行く。
意識を手放す際､見たのは心暖さんの
ニッコリとした笑顔だった。
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凛花 (ﾘﾝｶ)(プロフ) - きのさん» はい！頑張ります！！ (2018年3月17日 23時) (
レス) id: d93a89906c (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 有難うございます！嬉しいです！頑張って下さい！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
凛花 (ﾘﾝｶ)(プロフ) - きのさん» 何時も読んでくれて有難うございます！！わかりました。中也さんで書くことにします。コメント有難うございます！！ (2018年3月12日 5時) (レス) id: d93a89906c (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 何時も読んでます！質問の答えなんですが、俺(女です。紛らわしくてすみません)は何方かと言うと中也さん派ですかね。此れからも更新頑張って下さい！いつでも待ってます！ (2018年3月11日 23時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛花 (ﾘﾝｶ) | 作成日時：2018年3月6日 22時
