like a Flower (ページ6)

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京本先輩がわたしを偵察するようになって、

もう１ヶ月くらい経つ。

そろそろわたしもミカも気にしなくなってきたのに、

わたしと目が合うと京本先輩が慌てるのは相変わらず。

…不思議だな、って思うけど別に何かしてくる訳じゃないから放っておいてる

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今日は夏休み前最後の登校日で、

夏休み明けバタバタしたくないから、という担任の案で

ホームルームの時間に次の学期の学級委員を決めることになった

最後の書記係を決めるときに立候補が出なくて、

このままだと帰れない…って感じの雰囲気だったから

別に仕事も少なそうだし、って手をあげた

今学期の書記の子にはちょっと申し訳ないかもだけど、

特に忙しそうではなかったもんね

わたしが書記になるのが決まったところで、

ホームルームも終わってみんな立ち上がって行く中

「あ、白石！」

担任がわたしの席に駆け寄ってくる

「言い忘れてた、この後来学期の書記の集まりあるらしいから！」

『え、まじですか？』

「うん、ごめんな〜。行ってきてくれるか？」

『全然大丈夫ですよ、行きます』

仕事が少なそう、と思って選んだ書記なのに

すぐやることあんじゃん…ってちょっとだけ気分は落ちたけど、

急いで帰りたかったわけでもないから教えられた教室に向かう。

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教室に着いて空いてる席に座ると近づいてくる誰か。

「ね、君さ、」

『…なんでしょう？』

…もう、関わりたくないんだって……

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