like a Flower (ページ7)

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「あれ、君さ、」

わたしに声をかけてきたのは森本先輩。

突然の事でちょっとびっくりしたけど、

そんなことは気にせず森本先輩はニコニコしてる

慎「Aちゃんでしょ。白石Aちゃん。｣

『そうですけど、なんで名前、』

慎「なんででしょ〜か！｣

わたしがまだ喋ってたのに、それを遮って

キラッキラした笑顔をわたしに向けてくる森本先輩。

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『なんででしょうね…わかんないです』

慎「答えは簡単、Aちゃんが可愛いからで〜す！｣

割と大きめの声で変なことを言う森本先輩。

悪いことを言われた訳でもないから、とりあえず

ありがとうございます、とだけ言って手元の携帯に目を移す

…あんまりSixTONESとは関わりたくないもん

慎「ちょっとちょっと〜、もっと俺と話そうよ」

そう言ってから、他の席に置いてあった荷物を持ってきて

わたしの隣の席に座る。

不幸中の幸い、って言うのは少し森本先輩に申し訳ないかもだけど、

タイミングよく担当の先生が入ってきたから

森本先輩との会話が広がることはなかった

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仕事が無さそうだから、と選んだ書記は、

特に仕事が無いせいで来学期にある文化祭のときに、

文化祭委員の補助的な役割を担うらしいの。

毎年そうらしいけど、わたしは１年だから全然知らなかった…

２人１組で基本動くから、そのペアを決めてとりあえず今日は解散、ってことなんだけど

慎「せんせー、３年２組森本慎太郎と１年…何組？」

『３組です、けど、』

慎「１年３組の白石Aちゃん！ペアで！」

先生に大きな声で話しかけてる途中の先輩がこっちを見ていきなり質問してくるから、思わず答えてしまったわたしのクラス。

…やらかしたなあ、

ちょっと周りがざわざわしてるけど、そんなのもお構い無しな森本先輩。

先生も、１年と３年なのに仲良いのか〜、なんて感心してる

…仲良くないよ先生、さっきが初対面ね？

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