Agapanthus (ページ38)

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･TH

何日かぶりにAの肌に触れる。

変わらず白くて柔らかくて、ときどき綺麗なピンク色。

関節とかもピンクだったり、お人形さんなのかな？

TH｢はぁっ、まじでかわいい、｣

首筋をでろぉって舐めたらその分だけ喘ぐから面白い。

｢はぁっ、あ、う、んぁあっ、｣

ホソギヒョンなんか普通にモノを掴んで上下に扱いてるし。

好きな子だから意地悪したいし、好きな子だからいじめたいし、泣かせたいし……

そういう意味では俺とホソギヒョンは結構似てるのかも。

｢ぁっ、うぁ、あ、いく……っ、い、｣

HS｢へぇ、そういうの言えちゃうんだ。｣

｢い、ぁっ、あ"ぁ……っ、！｣

わぁ、派手にいっちゃった。

胸を上下させて息を整える姿も可愛い。

ていうか、色気がヤバい。

HS｢……はぁ、ほんとに俺たち、ヤバい子囲っちゃったんじゃない。｣

ほんとだよ。

｢……っ、｣

我に返ったみたい。

裸になってカーペットに寝転んでるのが恥ずかしくなったのか、すぐにパンツをはいて服を抱えて部屋の隅っこに寄っちゃった。

子猫みたいでかわいー。

ちょっと近づくと睨まれるし。

｢こ、こんなことして、何が目的なんですか……っ、｣

涙目。

うん、まじで限界。

TH｢好きだから、こう……閉じ込めてきたい、みたいな。俺たち以外知って欲しくない、みたいな？｣

HS｢大事だから、悪いのから遠ざけて、守りたいの。｣

二人でジリジリ迫っていくとポロポロ泣いちゃった。

ああもう、こうなったらあやすしかないじゃん。

TH｢ごめんね、いじめすぎた。｣

｢っぅ、なんで、いじめ、るんですか……！｣

HS｢うーん、かわいすぎるんだもん、｣

｢ひどい、｣

慰めてる今も、ほんとは襲いたくて仕方ない。

こんなに囚われるなんて思ってなかったよ。

想像以上に魅力的だから。

｢！ソクジンさんは、？｣

HS｢30分くらい前に出ていったけど。｣

一気に顔が青ざめてる。

今のところ一番信頼があるのはジンヒョンか。

TH｢俺もAも時代劇ごっこに夢中で気が付かなかったね。｣

頭を撫でようと手を伸ばしたその時。

がちゃりと玄関から音がした。

そろそろ時間か。

TH｢またね、A。｣

まだイってぽやぽやしてるAを残してリビングを出る。

……冷えたらだめだし毛布でも被せておこう。

寝室にあった毛布をAに被せる。

｢あ……｣

くるまったAを見届けてから部屋を後にした。