ラプラスの天使【d!】 (ページ7)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:7,026 hit

第7話ページ7

.

「あ、おはよう」

「おはよう」

何やら外が騒がしいなぁと思って起きてきたら、コネシマくんとゾムくんとシャオロンくんがせっせと働いていた。

「何してるの？」

「んー？山菜洗っとるだけやで？」

へ〜自分達で採ってきてやるんだ。時給自足…

そういえば大人がいない。子供だけで暮らしてるって事なのかな。孤児の集まりみたいな？

「グルッペンがまだここに居てええって」

「え！ほんと！？ありがとう！」

お礼言わなきゃと思い、洞窟の中へ戻ってみたが、しーんと静まり返っていて人のいる気配はなし。

「ゾムくん、グルッぺンくんと、トントンくんも居ないんだけど見てない？」

「え、あっちおらへん？」

洞窟の方に顎を向ける。

「うん、居なかった」

「ん〜…シャオロンみた？」

丁度水汲みをしてきてこっちに近付いてきたシャオロンくんに話しかけた。

「何ぃ？何のことぉ？」

「あのグル氏とトン氏どこ行ったかわかる？」

「えぇ…知らん」

「トントンならまた町の方いったで。グルッペンは知らんけど」

今度は沢山の薪を抱えたコネシマくんがやって来た。

「トントン毎回何しに行っとるんやろな」

「さぁ…養豚場見に行ってんちゃう？」

「ふっw町にないわ養豚場」

「てかお、A」

楽しそうに会話しているのをぼーっと見ていると、コネシマくんが抱えている薪を寄こしてきた。重い…

「暇なんやったら火起こしてこい」

「えっ、私火の起こし方分かんない…」

「そんぐらい自分で考えろや」

そう言い放って、はよ行けと手をあおられる。それをされたら行かなきゃいけないじゃん…いいけど…

「ふふっwコネシマお前Aに辛辣過ぎちゃう？」

「もっと優しくしてやっても…なぁ？女の子やし」

「あいつの正体完全に割れた訳ちゃうし、まだ油断できひん」

「えっ正体ってお前………見たいの？」

「何が？」

「はっ…！あいつの正体ってそういう…」

「ちげーよっ！！」

「コネシマさんそういう考えは良くないと思います」

「考えてねーよっ！！てか考えとるのはお前らの方がやろっ！」

「確かにw」

.