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乱数side ページ37

帝「乱数〜?良かったのかよ?」









事務所の部屋の奥から帝統が出てくる。









乱「盗み聞きしてる帝統に言われたくないよ!」








帝「ははは、確かにな!」









帝統が「よっこいせっ」と僕の座っている席の机に腰かける。









乱「本当っ!僕ってイイヤツだよね〜!せっかくのチャンスを幻太郎にあげたんだからさ」









先ほどまで、近くにいた彼女の事を思い出す。









青空みたいに、爽やかで誰よりも真っ直ぐな瞳で









乱「幻太郎には、何かお返ししてもらわないとね〜!」









帝「そうだな!飯とかか?飯だよな!」









乱「帝統は、ご飯の事しか考えてないの?」









帝「いや、ギャンブルだな!
んでそのつぎに、飯か?」









乱「帝統って恋とかしなさそうだよね」







なんて、ちょっと意地悪に呟いてみる。









帝「そうか?でも、あの嬢ちゃん普通に可愛かったぞ?」








その帝統のその言葉に少し驚く。








帝「あーゆう、美人まではいかねーけど可愛気のあるヤツはいいよな!」









乱「へぇ、帝統でも、そんな事考えるんだね!
なんか、意外〜!」








あぁ、本当に魅力的な子だったな…









だからこそ





あの子には笑顔が似合っていたから、








俺は彼女を幻太郎から奪うことが出来なかったのかもしれない。






人生で初めて一目惚れをして、彼女を見て







本当の愛が少し分かった気がしたから。





なんて、自分が偉そうな事を言える立場ではないかもしれない。








そう考えると、可笑しくって楽しくて笑ってしまった。





夏が終わる。








青い青い嘘だらけの夏もうすぐ終わっていく。

幻太郎side→←(名前)side



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山菜かるは - コメントありがとうございます!ひふみんですねww (2018年8月30日 15時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - 初コメ失礼致します。お気に入り登録数が123人で笑ってしまいました。コメント失礼しました (2018年8月29日 16時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - 全然大丈夫ですよ!嬉しいコメントありがとうございます! (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - みーぬっ!さん、ありがとうございます!とても嬉しいです!夢野先生尊いですよね…!更新頑張りますね! (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
みーぬっ!@コミュ低浮上気味(プロフ) - あ、会話に割り込んじゃったかな……すみませんm(*_ _)m (2018年8月22日 21時) (レス) id: fca7ce55ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山菜かるは | 作成日時:2018年6月16日 15時

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