(名前)side ページ4
喫茶店に入ると、中はこじんまりとしていて落ち着いた雰囲気の場所だった。
うん。こういう場所は嫌いじゃない。
店を見回しつつ、今度仕事終わりにでも来ようかななんて思う。
夢野先生が、店の奥の席に座ったので私も隣に座る事にする。
幻「…隣?」
貴「あれ…?おかしいですかね?」
幻「いや、普通四人席だから前に座るのかなって」
貴「い、言われてみるとそうですね」
私が苦笑いしつつ、前の席に座ろうと立ち上がると夢野先生に引き留められた。
幻「別に、君が隣でも苦ではない」
貴「はぁ。また、お得意の嘘ですか?」
さっき騙されたからもうその手には乗らない。
幻「…本当だよ」
夢野先生が俯きながら、呟く。
え?
止めて欲しい。
そういう反応するのは…
胸の心拍数が上がっていって、ついこの人の言うことを本気にしてしまいそうになる。
だから、嫌いなんだ。
いや、隣でも夢野先生の嫌じゃないってのは別に女の子として見てる訳でもないし、対して気にしてないって事なのかも…。
そうだ。決して舞い上がってはいけない。
私は、仕方なく隣に座った。
幻「うん。隣も悪くない」
それから、夢野先生はまた元の調子に戻り私をからかい始めた。
でも、少しだけ笑う顔が増えた気がしてなんだか腹が立ったので、
私は夢野先生に払わせるため店のデザート沢山注文してやった。
夢野先生が呆れ顔でこちらを見ていたが、そんな事絶対気にしてやらない。
128人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
山菜かるは - コメントありがとうございます!ひふみんですねww (2018年8月30日 15時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - 初コメ失礼致します。お気に入り登録数が123人で笑ってしまいました。コメント失礼しました (2018年8月29日 16時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - 全然大丈夫ですよ!嬉しいコメントありがとうございます! (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - みーぬっ!さん、ありがとうございます!とても嬉しいです!夢野先生尊いですよね…!更新頑張りますね! (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
みーぬっ!@コミュ低浮上気味(プロフ) - あ、会話に割り込んじゃったかな……すみませんm(*_ _)m (2018年8月22日 21時) (レス) id: fca7ce55ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:山菜かるは | 作成日時:2018年6月16日 15時