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(名前)side ページ22

肩で息を吐きながら、夢野先生の家の前で立ち止まる。







「お姉さん?大丈夫?」






貴「ご、ごめんなさい…。無理です」





この段ボール本当なんでこんな重いんだ…







「とりあえず、幻太郎の家入ろっか!」






貴「は、はい…そうですね」





最近の若者は、こんなに体力があるのか







いや、私もまだ若者に入る歳だけど…







なんて思いながら、玄関を開けて中に入ると夢野先生が玄関前で立っていた。








貴「あ。」








「あれ?幻太郎?どうしたの?」







少年がそう言うと、夢野先生が目を丸くしたまま、私と少年を交互に見つめている。








「もしかして、心配してくれてたの?」









キラキラした大きな瞳で、夢野先生に問いかける少年。







だが、夢野先生は冷たい目で少年にこう言った。






幻「は?勘違いしないでください。乱数が居なくなった今のうちに、逃げようかと思っていただけです」







乱「もうっ!嘘はいけないよ!」







幻「…本当です」







そんな二人のやり取りを見つめていると、家の中からこの前見かけた、男性が出てきた。






帝「おぉ!乱数やっと帰ってきたのか!」








乱「うん!お姉さんを迎えに行ってたんだけど、お姉さんが途中で疲れちゃって」








貴「す、すいません…」







ペコペコ謝りながら、「そうだ」と思い夢野先生に段ボール箱を手渡す。








貴「編集長が夢野先生にって言ってました」








幻「あぁ、あれか。ありがとう」






私が手渡すと、夢野先生はその段ボール箱を軽々と持ち上げそのまま部屋の中に運んでいった。







私達も、玄関前では何なのでという訳で部屋の中へ入っていく。






やっぱ、男の人なんだなと軽々と段ボール箱を持っていく夢野先生を見て思った。

乱数side→←(名前)side



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山菜かるは - コメントありがとうございます!ひふみんですねww (2018年8月30日 15時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - 初コメ失礼致します。お気に入り登録数が123人で笑ってしまいました。コメント失礼しました (2018年8月29日 16時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - 全然大丈夫ですよ!嬉しいコメントありがとうございます! (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - みーぬっ!さん、ありがとうございます!とても嬉しいです!夢野先生尊いですよね…!更新頑張りますね! (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
みーぬっ!@コミュ低浮上気味(プロフ) - あ、会話に割り込んじゃったかな……すみませんm(*_ _)m (2018年8月22日 21時) (レス) id: fca7ce55ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山菜かるは | 作成日時:2018年6月16日 15時

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