幻太郎side ページ3
Aが後ろから着いてきているのを、確認しながら、彼女の前をどんどん進んでいく。
貴「…あのー。」
Aは、俺が進む道とは反対方向を指差した。
貴「自販機なら、向こうですよね?」
幻「あぁ。そうだったけ」
貴「ちょ、冗談よしてくださいよ!?まさか、自販機の場所くらい覚えてますよね…?」
幻「え…?」
貴「えぇ…!?」
どんどん青ざめて涙目になっていくA。
貴「せ、先生!まさか、しばらく家に籠りっきりで方向感覚狂ってませんよね!?」
幻「大丈夫だけど」
貴「嘘!大丈夫じゃないです!」
Aに勢いよく腕を掴まれる。
幻「大丈夫だよ?だって嘘だから」
淡々と告げると、Aは力が抜けたようにその場に座り込んだ。
幻「大丈夫かい?」
貴「は…、はぁぁ!?心配したでしょ!?ヒドイですよ!」
彼女の俺への暴言はそれから数分間ずっと続いた。
顔を真っ赤にして、目にうっすら涙を溜めたまま、怒る彼女を見ていて正直悪い気はしなかった。
反応が面白いし、可愛い…。
これは、本当の事。
幻「じゃ、お詫びにあそこの喫茶店で俺が何か奢ってあげよう」
貴「本当ですか…?」
しかめっ面のまま、訪ねてくる。
幻「俺は嘘なんて吐かないよ」
そう言うと、彼女に「嘘つき」と肩を軽く叩かれた。
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山菜かるは - コメントありがとうございます!ひふみんですねww (2018年8月30日 15時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - 初コメ失礼致します。お気に入り登録数が123人で笑ってしまいました。コメント失礼しました (2018年8月29日 16時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - 全然大丈夫ですよ!嬉しいコメントありがとうございます! (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - みーぬっ!さん、ありがとうございます!とても嬉しいです!夢野先生尊いですよね…!更新頑張りますね! (2018年8月23日 19時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
みーぬっ!@コミュ低浮上気味(プロフ) - あ、会話に割り込んじゃったかな……すみませんm(*_ _)m (2018年8月22日 21時) (レス) id: fca7ce55ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山菜かるは | 作成日時:2018年6月16日 15時