第四十話 ページ41
杏奈とコナン君と共に近くのファミレスに入る。
席に着いてすぐ僕と杏奈はメニューを開いて何頼もうかと悩み始めたから、コナン君がちょっと混乱してた。
杏奈「よし!頼むもの決めた!チビは何がいい?プリンとかあるよ?」
コナン「え?ぼ、僕はいいや」
「んにゃ?じゃあアイスコーヒーにするかい?」
僕はあんなには見えない角度でコナン君に向けてだけニヤッと笑ってみせた。
コナン君はと言うと…ニャハハ、わかりやすく動揺してる。目まんまる〜
コナン「な、」
杏奈「チビってアイスコーヒー好きなの?ませてんなぁ」
コナン「エッ、あ、いや!ち、違くて!」
焦って弁解しようとしてるコナン君に、あんまり興味はなさそうに流してる杏奈。
なんだかこのコンビ面白いなぁ。
「それで?話したいことってなぁに?」
コナン「あ」
注文を済ましてコナン君に向き直る。
コナン君は気まずそうにあんなの方をちらっと見る。
その視線に気づいたのか杏奈は一つため息をつく。
杏奈「別に、何話そうと興味ないし、なんならイヤホンして音楽聞いとこうか?」
コナン「じゃあ、そうしてて」
杏奈はまたため息をついてイヤホンを取り出した。
イヤホン耳につける前にこのクソガキ…と呟いてから1人の世界に入っていく。
そんな杏奈を確認してから僕の方に小学生とは思えない目を向けてくる。
コナン「Aお姉ちゃんって普段何してるの?」
「…普段?」
コナン「うん。部活が休みの時とか、何してるのかなーって」
「ンーニャ、別に普通だよ?」
コナン「バイトとか!してたりしない?」
なんでそんなことを?
想像してた質問とかけ離れすぎててコナン君が何を考えてるのか読めない…
「バイトはしてないよ、休みの日はよくゲームしてるかな、戦闘系のゲーム。楽しいよ」
もちろんゲームっていうのは組織の遊びのことを言い換えてる。
コナン「ゲーム」
「なんでそんなこと聞くの?それが話したいこと?」
コナン「ぁ……」
「なんか他にあるんじゃないのカナ?」
コナン「Aお姉ちゃんって、パソコンとか得意?」
「ンー?まあ、それなりに?」
僕がそう言うとコナン君は強い目で僕を見つめてきた。
コナン「頼みたいことがあるんだ」
「?」
コナン「調べて欲しいことがあるんだ」
「…話は聞いてあげるよ♪とりあえず、ね」
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はい!お久しぶりです。
実は近々定期テストがあり…更新ができなくて、すみません。あ、まだテスト終わってないんですけどね。
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作者名:小豆 | 作成日時:2021年6月11日 15時