シークレットブーツ、無くしました。 後編 ページ48
かかってきた電話の相手…それは今まさに探そうとしていた馬鹿兄貴だった。
俺は冷静を装いながら強く握りしめたままのスマホを耳に当てる。
…さっきからスマホからメキメキと軋む音が聞こえるが気のせいだろう。
俺は怒りで震えた声を必死に押さえながら口を開く。
芽斗吏「…おい、どういうことだ！？」
芽斗羅「ごめんって。それより、響いてるよ…声が。」
やれやれという声が電話越しから響く。
後ろから歓声が聞こえるからマジックショーをこれから開始するのだろう。
芽斗羅「用件は知ってるよ。…シークレットブーツの事でしょ？」
芽斗吏「うー…。それよりも！シークレットブーツは！？どこに売ったんだ！」
芽斗羅「いやあ、それが…。売るの面倒くさいしアポートで交換しちゃったからねぇ…。どこにあるか分かんない。」
…テヘペロという声が聞こえた。
あの糞兄貴イイイイイイッ！！
アイツのマジックショーを才虎財閥の力で跡形もなく消し去ってしまいたいぐらい腹立つ！！
壁に拳を叩きつけると手がじんわりと痺れた。
芽斗羅「ご、ごめん…。…あ、そろそろ開演だ！後でかけるね！」
芽斗吏「ちょっ！おい…！」
そう言われると不快な声が消え去り、後にツーツーという機械音が耳に響いた。
内心舌打ちをして使用人貧乏に目を向ける。
すると、使用人貧乏達が一歩後ずさった。
芽斗吏「おい、かわりのシークレットブーツ作れるか？」
使用人「はっ！数分前に連絡をしました！後五時間はかかるようでございます！」
なぜか俺に敬礼をして、役に立たない情報を伝えに来た。
…そういえばこいつまだ新人で警察志望の奴だったか…？
いや、それよりも…五時間…だと？
休日ならともかく今日は学校だぞ？
今日に限って、そんな事…。
仕方ない。この手だけは使いたくなかったが…。
学校休もう。
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腹のなりがヤバイです - この作品実に素晴らしいんですけども１つ訂正していただいてもいいですか？ 話があるんだ。後編 守護霊の守護が主語になってましたのでお願いします！ (2020年1月12日 17時) (
レス) id: c172e98498 (このIDを非表示/違反報告)
リプトン - ねくとさん» ありがとうございます！コメントが私の励みになるんで、とても嬉しいです！さて、関係ない話ですがネタ切れなのでこれからはちょくちょく漫画の話もいれていきますよ！アレンジを加えてるかもしれませんが更新を楽しみにしていてください！ (2018年8月22日 1時) (レス) id: 834b297079 (このIDを非表示/違反報告)
ねくと(プロフ) - 更新ありがたい！！！いつも楽しみにしてます三┏( ^о^)┛ (2018年8月22日 1時) (レス) id: eadfa370ea (このIDを非表示/違反報告)
リプトン - よつばさん» ありがとうございます！そして返信遅れてすみませんでした。ランキング…ですか。やはり書いている以上、一回くらいは載りたいと思いますかね。でも第一優先は読者の方に楽しんで貰えることなのでこれからも頑張っていきます！ちなみに…伏線は私の得意分野です！ (2018年8月10日 17時) (レス) id: 834b297079 (このIDを非表示/違反報告)
よつば - すっごく面白いです！ストーリーとか伏線とかしっかりしていてなるほど、と思いました！こういう作品がランキングとかに乗ってほしいんですよ！ (2018年8月8日 8時) (レス) id: aa97879c84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リプトン | 作成日時：2018年7月15日 9時
