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本当の原因 ページ9
｢先生どうだった？｣
ｳｼﾞ｢何も分かんなかった。ごめんな。｣
｢……ううん、いいの。
じゃあ続きにあるのかもね。
えっとね、そのあとはしっかり除菌した清潔な白衣のスングァンとミンギュとハグしたの〜｣
ｳｼﾞ｢それだ｣
｢え？？これ？｣
ｳｼﾞ｢……A、苦しくなったらごめんな。すぐ治すから｣
そう言ってウジ先生は私の手にワンプッシュ、消毒スプレーをかけた。
｢……いや、痛い！ケホケホッ痛い！ケホッ、ねぇウジ先生痛いよ！ゴホゴホッﾋｭｰ､ﾋｭｰ､｣
ｳｼﾞ｢ごめんな。｣
うじ先生は動じずに消毒液を濡れタオルで拭き取った。そして吸引。
ｳｼﾞ｢頑張れA。｣
数分後に収まった発作と思われるようなもの。
｢ケホッ……｣
ｳｼﾞ｢苦しかったね、ごめんね。頑張ったねぇ｣
｢……うじせんせ……｣
ｳｼﾞ｢……A、これでわかった。
Aは消毒とか除菌とからのアルコールに弱いんだ。｣
｢嘘、だって今まで注射平気だったじゃない。
何でよ？｣
ｳｼﾞ｢あれは濃度が薄いヤツ。
しっかり目に消毒する白衣や消毒スプレーは濃度が濃いし、量も多いんだ。｣
｢……｣
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作者名：wzcl | 作成日時：2021年8月30日 14時
