転生先は約束のネバーランドの世界でした。２

side：男主 ページ21

僕は＿＿＿死

「んでないな」

何かどっかのベッドで寝てる。
どうやらご丁寧に手当てまでしてある。

そして、左目の違和感。

「てか、誰もいないのね？マジで？そんなことある？」

とりあえず誰が僕をここに連れてきたの？てか、ここはどこなのかな？？

！誰か近づいてきてるな。

ガチャっ

「！起きたのか」

ザックやないかい

「あーお前が手当てしてくれた感じか」

「そうだな」

「誰が僕をここに？」

「連れてきたのはオリバー 見つけたのはテオというヤツだ」

「何故テオ」

「逃げていた際にたまたま見つけたそうだ ちなみに見つけたときには音楽が鳴った後だそうだ」

それならいいか。もし音楽鳴る前に来られたらヤバかったかもしれない。

「音楽って？」

「知らないのか？」

「…エマにもう会ったの？それでなんか言われた？」

「会った。今は別の部屋にいる。エマからは『Aは全部知っている この後何があるかも知っているらしいからみんなのことも知っていると思う』」

エマさん バラすの早いですよ。まぁいいけども。

「僕の目どうなってる」

「知っているんじゃないのか」

「自分の未来は分からないんですぅ どうなっているかはなんとなくわかるけども」

未来が分かるって言うか、漫画の内容なだけだけど。

「左目はもう二度と見えない」

「目が抉れているとみた！」

「そうだが そんな真顔で言うことじゃないだろ」

「まぁ、若干平衡感覚がバグるだろうけど 慣れれば大丈夫じゃん？むしろ良く生きてたな」

「とりあえずエマを呼んでくる」

「え」

「何だ？」

「今エマは」

「ブチ切れてる」

「……め、めんどくせー」

「じゃあ呼ぶぞ」

「あーい」

やっべ。めんどくせー事になった。

あっ走ってるね エマさん。
廊下を走ったら危ないよ。

ガチャっ

「A！！」

「まるで死にかけの人が起きたみたいな反応だ」

「バカ！！！」

「生きてるじゃん！？」

「知ってて行ったの」

「テオ達の方にってこと？そうだけど」

「なんで言わなかったの」

「言って どうするの？」

「そしたらみんなで」

「全員の生存率を下げるようなことを言うなよ エマ
それに未来を知っていたからこそ 僕は彼らを助けたいと思った。
お前が彼らが生きることを望んだから。
だから僕は彼らを生かす道を選んだ。

ある程度の犠牲は覚悟の上だ。

約束は守った。死んでない。それじゃ、ダメか？」

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