転生先は約束のネバーランドの世界でした。２

side：男主 ページ19

僕は全くもってレウウィスに敵う気がしません←

いや、さすがに無理です。
あいつ絶対強いもん。
無理です。
死ぬ気はないけども。
だけどね？テオ達のことは守る気ではいるけども。

守り切れる気がしないんだよなぁ。
そういうの柄じゃないし？

で、だ。

「登場が！早すぎなんです！！！」

「逃げろ！」

今のはジェイクの声かな？まぁいい。

「いや？逃げるのはお前ら3人だ
早く行かないとコイツ お前らのうちの何人か殺す気だぞ」

「ほう よく分かっているじゃないか そういえばあの時君はいなかったはずだが」

「お前のご所望の赤毛の子の一応仲間だよ たぶんこいつら3人殺すより 僕1人を殺した方があの子の“敵意”を得られると思うけど？」

こんなわかりやすい挑発にこいつは乗るだろうか？

「それは挑発かな？」

「どうだろうね」

「…ふむ」

「君が望むなら 殺し合い…してあげてもいいよ」

わかりやすく殺気を出してみたけど…乗ってくんないかなぁ…

どう考えてもこいつら逃がそうとしてるようにしか見えないよな。わかるよ。

だからさ？人助けとかしたことない人にそんなん無理に決まってんじゃん。

でも、

「エマの願いを叶えたいと思っちゃったからね」

ただでは済まないだろう。

それでも、僕はエマの望む未来が意外と好きだから。

だからね、本気で相手してやるよ。

side：男主→←side：エマ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す