・聖書の使い方 ページ32
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A「スゥーー····キラッ
"バイブル・ヘッド・アタック"!」ゴンッ!
ゴーーーンっと、
まるで除夜の鐘を鳴らしたような音が響く。
背後から近づきダークアサシンの頭へ思い切りぶつけたのは、聖書の尖った"角"。
コマ君「うわぁ!地味に痛いやつ!;」
マタロウ君「神父なのにまさかの攻撃!;」
A「はは、使い方分からなくて」
意外にもその攻撃は効いたようで、
ダークアサシンは頭を抑えて避けるように後ろへ飛ぶ。
物は試し、祈りの方もやってみようか。
手を絡ませた僕はダークアサシンと一定距離を保つ。
A「"ダークアサシンを倒せますように"······」
ピコンピコン!!
祈りというより願いになってしまったその言葉を発した途端、聴こえてきたのは重なった4つの機械音。
〘エルフ神父Aに祈られた、
勇者、僧侶、魔法使い、スライムのレベルが"99"に到達しました〙
〘全てのスキルを解放します〙
一同「「「え??」」」
A「え?」
突然流れた謎の音声。
頭上に浮かぶ文字と共に皆の姿が変わっていく。
ジンペイ君「おお!服が豪華!」
ふぶきちゃん「力も湧いてくる!
どうやら本当にレベル99になったみたいね····!」
コマ君「レベル数値がバグってるよ····;」
鳴り止まないレベルアップの音。
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作者名:眠るひつじ | 作成日時:2023年8月9日 0時