検索窓
今日:4 hit、昨日:31 hit、合計:1,063,253 hit

ページ46

.



ab「、熱い」




崩れ落ちた私をそっと受け止めた亮平がポツリと呟く。


その声が少し低くて怖くって。
なにも言えずに俯いた。





ab「俺、怒ってるわけじゃないよ」

『...ん、』


ab「心配なの。こんな体調で試験受けることになるなら、ちゃんと声掛けとくんだった...」





そう呟きながら向けられた背に、私は身体を預ける。

ゆっくりと歩き出したその振動に安心して、スタジオを出る前には眠りについた。と思う。



ふと目が覚めたら、自分のベッにいた。





「あ、起きた?」

『......なんで、』


「阿部に呼ばれたの」





目を開けるとほぼ同時に寝室へ入ってきたのは涼太。

亮平はベッドサイドで突っ伏して寝てた。


亮平から事情を聞いたらしく、ご飯を作ったり洗濯をしたり、してくれたみたい。





dt「いくら前日だからって、体調崩してるんだから程々にね」


『うん、』


ab「大丈夫、10時には寝かせるよ(笑)」


『え、それは早い。てか起きてたの?』




今起きた、という亮平は立ち上がり、見送りと言って涼太と2人で出ていった。


しばらくして戻ってきた亮平は、

私の机からいくつかノートを持ってきてくれて、復習に付き合ってくれた。




そして、
予告通り10時にはノートも没収されて...(笑)


亮平の監視の元、大人しく布団に潜る。


文句を言った割に、横になればすぐに眠たくなってきて。
ものの5分くらいで寝たらしい。







ab「じゃあ、頑張っておいで」


『うん、行ってきます』





次の日、何とか微熱まで下がった身体で試験会場まで向かった。



独特の緊張感に飲み込まれないように集中して一日目、二日目と全ての試験に臨んだ。


.

・→←あの時の話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (313 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1724人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 雪男 , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おれんじ(プロフ) - 悠木れいさん» ご指摘ありがとうございます!前に一度読み直したつもりだったのですが…まだ見落としがあったとは…(>_<) 訂正しました。もしまた気付いたことがあれば、教えてくださいm(_ _)m (2020年5月20日 10時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
悠木れい(プロフ) - はじめまして、楽しく読ませて頂いてます。2つ程直して頂きたい箇所があります。1つは他の方も仰っている9人なのに8人と書かれているところ。もう1つは「独白」で夢主ちゃんの名前がないところ笑 訂正お願いします。まだ途中なので、これから続きも読ませて頂きます! (2020年5月20日 3時) (レス) id: 7dae3f61d5 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - すごく面白いです!!毎日読んでます: ) すみませんが、ひとつだけ。誰sideか分からない時があるので宜しければ誰sideかを書いて頂きたいです。すみません。更新楽しみにしてます(*´`) (2020年4月4日 11時) (レス) id: b0086417a2 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - Aki Daiki LOVEさん» コメントありがとうございます。そうですね、9人です…(汗) 恐らく誤字脱字も溢れていると思うので、読み返して訂正させていただきます(> <) ご指摘ありがとうございました! (2020年3月22日 23時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
Aki Daiki LOVE(プロフ) - 楽しく読ませていただいています。すみませんが、ひとつだけ気になったことがあるのでここでコメントさせて頂きます。何回か自分以外のメンバーを数える時に8人になっているのですが、9人ではないでしょうか? (2020年3月22日 23時) (レス) id: eaea78c076 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おれんじ | 作成日時:2019年9月30日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。