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今度は如恵留くんの番。
初めましての2人を呼び寄せた。
如「はい、じゃあお姉さんに自己紹介してください」
そんな如恵留くんの声かけに、1人が「はぁーい！」と元気に返事をして一歩前にぴょんと出てきた。
「えっとね、ぼく、まつだげんた！」
『げんたくんね、よろしくお願いします』
むふふ、と楽しそうに笑ったげんたくんは、トテトテと如恵留くんの腕の中へと収まりに行く。
げんたくんの動きに合わせて引き寄せようとした如恵留くんの腕からするりと逃れるように、
もう1人の子が一歩前にやってきた。
「おれね、まつくらかいと」
『かいと…？』
如「あはは…類友現象ってやつですかね…(笑)」
『すごい偶然(笑) んー、でもかいとくんだと、混ざっちゃうね…。みんなには、なんて呼ばれてるの？』
松海「まつくはね、まつくってよばれてんの」
まつく…まつくんでいいか。よろしくね、と声をかけると、ペコリと頭を下げてくれた。
そうして無事に自己紹介が終わり、解散する。
こどもたちは久しぶりの再会が嬉しいみたいで、楽しそうにじゃれて遊んでいる。
『ご飯、食べていかれます？』
如「はい、ぜひ！」
『じゃあ準備しますね。……りょうへい！』
亮「？ はーい！」
トテトテ駆け寄ってきたりょうへいは、私ではなく如恵留くんの手をきゅっと握ってこちらを向く。
あらやだ、嫉妬しちゃう。
『今ちょうどお客さんいないし、貸切看板出してきてくれる？みんなでご飯食べよう』
亮「はーい」
りょうへいが如恵留くんの腕を引いて出入り口に向かうのを見送ると、会話が聞こえたらしいりょうたがクイッと袖を引っ張った。
『手伝ってくれるの？みんなとお話ししてていいのに』
涼「いいの。Aちゃん、たいへん」
『んふふ、ありがとう。……ん？』
りょうたの後ろからひょっこりと顔を覗かせたのは、
閑「おれもやる〜」
『しずやくんもお料理好きなの？』
閑「おれね、いつものえるてつだってるの」
川島家で一番上のお兄ちゃん、しずやくんだった。
お客さんに手伝わせちゃうのもなぁ…と目線を合わせたまま悩んでいると、
しーくんどこ〜？と、如恵留くんが戻ってきたみたい。
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まりも(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。リクエストなんですが、翔太くんと涼太くんがお店に来る前の家でのお話が見たいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年10月10日 15時) (
レス) id: 2607901ad6 (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - いつも楽しく読ませていただいています！更新、楽しみにしています！！ (2020年9月29日 23時) (レス) id: 2467065cee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2020年9月18日 15時
