五十一件：expectation ページ1
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”修学旅行のビッグイベント肝試し”
ホテル脇の公園に続々と人が集まる
集まったペアから肝試しのスタート地点へ向かう
にしても颯太がこない、
きっと緊張してお腹でも壊したんだろうと思いながらブランコに一人揺られる
檜『わり、待たせた』
安『ううん、大丈夫』
檜『行こ』
私の近くにいた二人は手を繋いで公園を後にする
檜山くんは安藤さんのものなんだって分かっていてもいつも胸が痛む
小さいことで檜山くんにきゅんきゅんして私、ばかみたい、、
颯「ごめん、！お待たせ」
「ああ、颯太、、」
颯「どうかした？緊張してる？」
「…」
目の前にいるのは颯太なのに意識は見えないところにあった
私だって檜山くんと手繋いで歩きたかった、
さすがに颯太に申し訳ない気持ちでいっぱいで自己嫌悪に陥る
「颯太、ごめんね、」
颯「どうしたの急に」
「颯太の気持ｔ
颯「ほら、行くよ」
「あ、うん、」
しっかり今の気持ちを颯太に伝えるって決めたけどタイミングがない
”誰でも好意寄せられたら期待に応えたくなるでしょ”っていう
黒田くんの言葉の意味を一番分かっているのは私なのかもしれない
変に期待させるくらいなら湧と回った方が良かったかもって自己中心なことも考える
颯「Aはさーお化け平気？」
「あんまり、、」
颯「実は俺も、笑」
颯「男はさ男らしくないとだよな〜」
「颯太は男らしいよ、」
颯「どこがだよ〜俺はぽんこつ！笑」
「だって、、学級委員頑張ってるし、今日だって安藤さんのこと率先して助けてあげてたし、私が失恋したときだってずっとそばにいてくれたじゃん…」
颯「かっこつけてるだけだよ」
「そんなことないよ、、」
少し歩くと小さなトンネルがひとつ
「これ通るの…？」
颯「大丈夫だよ、しりとりしよ」
「相変わらず呑気だよね、」
颯「俺だってこわいよ？そうでもしないと気を紛らわせないじゃん」
「ふふ、颯太らしいね」
私たちは恐れながらどんどん奥へ進んでいく
『タスケテ』
『タスケテ』
『ッッキャ、』
女の人の声が耳元で聞こえたような気がして
思わず颯太に飛びついてしまった
「今なんか声したよね？」
颯「大丈夫、先生っしょ、ほら行くよ」
偶に冷静な顔をする彼にドキッとしてしまう
そして私はこの５分後に告白される
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いちごみるく(プロフ) - そして友達に紹介され今更読みました！最終回まで読みもう感動です。これで話のある海外版の白雪姫というのは本当にありますか？もし本当にあるのなら白雪姫も読みたいなと思いまして！返信お願いします (2021年9月5日 21時) (
レス) id: 35f94ca8ae (このIDを非表示/違反報告)
えくぼ(プロフ) - きなこもちさん» 聞き慣れない「檜山くん」呼びに切なさを感じます…。初めは主人公と同じ一途でしたもんね（；；） (2020年7月16日 15時) (レス) id: 7dcde3b48c (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - 安藤さん「光ちゃん」呼びだったのに最後は「檜山くん」になってますね... なんだか寂しい (2020年7月15日 23時) (レス) id: fda1f7000d (このIDを非表示/違反報告)
えくぼ(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます！分かります…、私も拗らせる主人公や失恋してしまった内村くんに寄り添うと号泣しちゃいます（；；） (2020年7月14日 1時) (レス) id: 7dcde3b48c (このIDを非表示/違反報告)
えくぼ(プロフ) - さーみんさん» 初めまして！ここまで本作品を読み進めて頂きありがとうございます！終盤は波乱万丈になると思います…楽しみにしていてください＾＾ (2020年7月14日 1時) (レス) id: 7dcde3b48c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えくぼ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/obukeeeee
作成日時：2020年7月2日 15時
