不在着信 (ページ2)

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二件：goofy ページ2

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「てかうちのクラスに檜山光成いるって本当なの」

湧「名簿見た限り同じクラスじゃね？あ～俺が女子からモテなくなる」

どや顔で何か言って欲しそうにこっちを見てくる

颯「わくは俺にモテておけばいいの」

突然、湧の背後に現れ、そう囁く内村颯太

湧「うっわ、びびらせるなって！！颯太」

颯「ふふ、おはよ。湧、A」

「おはよ！うっちーも同じクラス？！」

颯「俺もG組だった。残り１年間よろしく」

湧「お前さ～ワイシャツしわくちゃ過ぎない？」

颯「押入れに眠ってた夏服、久々に出したからさ」

湧「にしてもアイロンかけろって」

颯「そう言われると思ってアイロンなら持ってきた」

そう言ってうっちーのカバンの中から取り出された棒状の物

それは‘ストレートアイロン‘

湧「ほっんと抜けてんな～～～～どれ貸してみ」

颯「ありがとわっく」

うっちーが脱いだワイシャツを湧が一生懸命伸ばしている

ニッコニコの笑顔で見守るうっちー

颯「できた？」

湧「んま～最初よりはマシになったよ、はい」

颯「ありがとう。あ、ついでに髪もセットしてくれない？」

湧「ったく、俺はお前の母ちゃんかよ」

この2人長年付き合ってるカップルみたい

うっちーといる時の湧って本当楽しそうな顔してる

湧「おーい、ぽっかーんしてるよAちゃん」

颯「ごめんごめん、嫉妬させちゃった」

「嫉妬なんかしてません！」

颯「湧の将来のお嫁さんだもんね」

「ちょっ、それはない！ぜったいないから！！」

湧「こっちからお断り」

颯「じゃあ俺がAもらおうかな」

湧「...だめ」

颯「冗談」

うっちーとは中学１年のとき同じクラス

彼は頭が良く運動神経も良い

少し天然なところもあってうっちーがいるだけで場が和む

けど偶に彼の考えてることが分からない時がある

この時はまだ湧より距離が縮むと思っていなかった

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