不在着信 (ページ3)

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三件：glitter ページ3

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檜「学校着いたからまた後でかけなおす、んじゃ」

『え、ちょ、あれ檜山くんじゃない？』

『朝からキッラキラオーラ放ってるんだけど』

『ムリ、かっこよすぎ』

『おはよ！檜山くん！』

檜「ん、おはよ」

教室に入ってきたのは

そう学校一のイケメン”檜山光成”

彼は学園祭のミスターコンで二年連続優勝する強者

教室全体がアリーナ会場のような熱気と興奮に包まれる

芽「Aおっはよ！」

中学入学してから何度か目にすることはあったけど

改めて間近で見るとかっこいいな…檜山光成

覚えてるかな、私のこと、、

芽「ねー聞いてるー？」

「っあ、おはよう芽衣」

芽「いま檜山くんに見惚れてたでしょ？」

「ごめ、ちょっとだけ」

芽「相変わらず顔に出てるよ。狙っちゃえば」

「むりむりむり！高嶺の花にも程が…」

彼女以前に友達にもなれそうにない

ザ陰キャである私が湧やうっちー、芽衣に救われて

やっとこさボッチ回避できたってホッとしてるっていうのに

カースト制上位に位置する檜山光成とはこの先も無縁の関係なんだ

芽「んっま、あのビジュアルなら女の一人や二人…いや五人はいる」

「やめてよね印象崩れるから」

芽「私も狙っちゃお～うかな」

「誰を？」

芽「黒田くんだよ、黒田光輝！隣のクラスの」

「いや黒田くん彼女いるから」

芽「顔がタイプなんだもん～Aはどっち派？深田と黒田」

「私は...
湧「元木派に決まってんだろ」

芽「そうだったわ、聞くまでもない」

「も～いい加減にしてよね」

湧「この学校の三大イケメン檜山黒田元木だから」

「最後元木じゃなくて深田くんね」

芽「でも最近うっちーも人気らしいよ？」

湧「えっ、颯太が！？」

A「えっ、うっちー！？」

芽「うん。主に後輩から人気らしく、去年のバレンタイン相当貰ったって」

湧「アイツなんも話してこないから初耳なんだけど」

芽「隠してるだけで彼女いたりして」

「いそうだよねうっちー優しいしかっこいいもん！」

颯「ね～！今俺のこと呼んだ～～～？」

すっとぼけた顔で対角線上から叫ぶうっちー

「ううん呼んでないよ～～！」

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