3.死にたがり ページ6
リッパーは2次創作でよく庭師とのカップリングで描かれる。
最初は嫉妬で怒り狂いそうだったけどもう慣れた。
いや、諦めたに近い。
なんか自分の顔面見るとそうなるよね。
のほほんと笑っているが彼女の目は死んだようだ。
『そうだ...！』
Aは鏡台から目を背け、ベッドへと再びダイブした。
『リッパーがもし庭師ちゃんのこと好きならくっつけよう！』
彼女はこう見えて、恋愛マスターとして学校中から崇め讃えられてきたのだ。
と大げさに表現したが、本当にAは人と人をくっつけるのが上手かった。
クラスがカップルだらけになり、孤独感を感じたクリスマスを過ごす羽目になるとは知らずに。
天井を見上げ、今にも泣きそうな瞳を見張り、Aは震える声で呟いた。
『....きっと、うまくいくよね...がんばろ』
あぁ、また自分に嘘をついてしまった。
何故、この世界に来てまで自分に嘘をつき続ければならないのだろうか？
もはや癖と言っていいくらいウチは自分に嘘をつく。
でもこれがウチの『生き方』だから。
『あぁ、死にたいな....』
結局、死にたがりは死にたがりなんだ。
・
コンコン
『ん？』
センチメンタルになりたい気持ちを抑え、Aは体を起こした。
ドアからノック、と言う事はサバイバーだろう。
あくまで推測でしかないが。
先程、叩かれたドアに手をかけようとした。
が...
『うわわっ！！？』
閉まっていたドアが開きAの口から変な声が出た。
転んでいないし、フラついてもないのにあの反応はおかしいだろうとドアを開けた先の主は眉を潜めた。
そして、その主と目が合った瞬間、またAが驚きのあまり声を上げた。
『ナ...え？.....ナナッ....！？』
何を言っているのかさっぱりだが目の前の主は何を言いたいのか分かったらしく細く微笑んだ。
？「ほう、やはり私たちの世界を知っている者か」
何が起こっているのか分かっていないAは目の前の声の主を見つめ、頷いた。
？「お前も分かっている通り、私はナイチンゲール」
サバイバーかと思えばナイチンゲールオネェさまでしたか....←
仮面を付け、下半身が鳥の様になっている美しい女性は、どうやらナイチンゲールと言うらしい。
Aは驚きのあまり開いた口が塞がらなかった
金魚の様に口をハクつかせているAにナイチンゲールは一つため息をついた。
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かみきれ(プロフ) - すごい好きです。作者様は神ですか？お気に入り登録失礼します！ (6月1日 19時) (
レス) @page42 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - この小説を私の小説の参考にしても宜しいでしょうか？ (2022年10月4日 5時) (レス) id: ebe50ea529 (このIDを非表示/違反報告)
推しは嫁(プロフ) - めっちゃ続き気になる！((((*゜▽゜*)))) (2021年2月2日 8時) (レス) id: 083dca73bd (このIDを非表示/違反報告)
暇人悪魔M:)(プロフ) - 僕です。さん» ありがとうございます！高校生になってから更新厳しいですが必ず終わらせようと思ってます！応援よろしくお願いします！ (2019年11月17日 22時) (レス) id: b7f6c1e616 (このIDを非表示/違反報告)
暇人悪魔M:)(プロフ) - soragirl3008さん» ありがとうございます！白黒無常さんとはこれからも関わっていくのでお楽しみに！ (2019年11月17日 22時) (レス) id: b7f6c1e616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇人悪魔M:) | 作成日時：2018年11月5日 0時
