六話 ページ7
『……じゃあ、恵、おやすみなさい。明日は一応学長には送っといたけど、朝早いから夜更かし厳禁だからね。
じゃ、朝起こすから。』
「…はい、おやすみなさい。」
スーッとふすまを閉める。
そして拳を握りしめる。
くっ、小学生までは一緒に寝てたのに……
中学から渋られるように……高校はもっと断られるだろう…
『はぁ……風呂入ろ。』
久しぶりにご飯食べられただけでいいか。
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『………んむ。』
と言うか年齢上がっても可愛いとかどうなってんだ……
ーーーーー
『……ムニムニ…ンミャウモん……んむ?』
ぱちっと目が覚める。
今日は寝起きがよろしい。スッキリダ!
『さ、さっさとご飯作っりますか!』
スマホのアラームを消して着替える。
洗面台で顔を洗って髪をとかす。
『ウイッス!』
キッチンで卵焼きと昨日のご飯をよそる。
ウィンナーを焼いて納豆を混ぜ、刻みネギを入れる。
何ともまー、ちゃんとしたご飯でしょう!
あとは味噌汁を温めて……
________カタン
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「おはようごじゃ、こざます。」
がんわいい゛!!
寝ぼけ恵がわいい゛よお!!
でもおこしにいきたかった!
『恵!顔は洗えるところだけでいいから洗って着替えておいで!』
そう言って味噌汁に火をつける。
あ゛ー、天使。
癒されるわぁ。
今日も1日頑張ろー!!エイエイ、オー!!
ーーーーー
「……行ってきます。」
『いってらっしゃい!私はここに帰ってくるから、寂しくなったらまた帰ってくるんだよ?
じゃ、気をつけて。』
「はい。ありがとうございます。Aさん。」
パタン、
ドアの音が聞こえると、またしばらく一人か、と思う。
部屋の空気がやけに冷たい気がした。
『……仕事いこ。今日は高専じゃなくて任務だったっけ。』
さっさと終わらして、今日はなに食べよっかな。
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むー - ぽんさん» 保存した後数十秒ではずしたのに気づいていた方がいたとは……よく間違えることがあるんです。本当にすみません!わざとじゃないんです!本当にすみません!後、間違いで押してしまうこともあるので、そう言う言い方は良くないかと…でも、ご指摘ありがとうございます! (2021年4月6日 19時) (レス) id: b909ab9878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ムスカリ♯ | 作成日時:2021年4月5日 23時