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「してないですよ？(笑)
むしろあなたの方が悲しい顔してる、、」
私がそう言うと
ハッとしたような顔をした彼は
「ごめんごめん(笑)」
と、無理矢理笑顔を作った
「またドライブ行こうな、絶対」
前を見ながら少し目線を落として言う永瀬さん。
「そうですね、機会があれば」
なんて冷たく返すたびに
私の心はひどく傷ついていた。
今にも気持ちが溢れてしまいそうで
それを必死に抑え込むのが精一杯。
「じゃ、、行きますね。ありがとうございました」
「あのさ！」
勢いよく彼が言う。
「連絡先聞いたらあかん？」
「い、、ですけど」
曖昧に誤魔化して行くことはできたはずなのに
そうしなかったのは私の甘え。
少しでもまだ彼と繋がりを残せるということに断る理由なんてなかった。
さっきの悲しそうな顔とは変わって
「またね、Aちゃん」
とふんわり笑う永瀬さんに
ニコリと微笑み返してお辞儀をした。
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作者名：Ｓ | 作成日時：2018年9月3日 1時
