67話 またまた続けて真琴です ページ22
次の日になって桜は血まみれで帰ってきた……
家に着くなり玄関で倒れた……
桜の目にはもう紅い光なんて微塵もなかった……
それから桜の紅い目を見ることはなかったのに……
瑠莉「今日、久しぶりに見た」
弟「……」
兄「………瑠莉お前も目の色が変わるのか?」
瑠莉「………うん」
今、私の中に怒りはない……
だから変わらない………
瑠莉「弟者君、桜から目を離さないで……手を離さないで……」
弟「分かってるよ………離さない……絶対」
瑠莉「それともう一つ、怒りに狂いすぎると桜の片目はずっと紅いまま……私もそうなる」
そう…………怒りに狂いすぎると、私達の片目はそれぞれの色のままになる……
もしかしたら、桜はもう片目は紅いままになっているかも知れない……
弟「俺の色のままか………綺麗だろなぁ…」
兄「……」
弟者君はお世辞でもこの場の空気を変える為に言ったんじゃない……
目を見れば分かる………自分の色の目になった桜を本当に綺麗だと思ってる………
兄「………何が瑠莉は心配なんだよ?弟者は俺の弟だ………どんな理由、どんな事があっても桜を守るはずだ……好きでいるはずだ……なぁ?弟者?」
弟「当たり前でしょ?目が紅くても桜は桜だよ!俺の大事な桜」
そう言って気を失っている桜の額にキスをする……
良かった……
兄「それより、俺達はおついちさんを撃ったやつを探しに行くぞ………」
瑠莉「分かった……弟者君、桜頼んだよ!」
弟「分かってるよ」
家に、桜とおついちさん、弟者君を残し探索に出る……
あいつらを殺してやるよ……
私の目は淡く蒼色になっていた………
―――――――――――
長くなったごめん!
みぃちゃんへバトンタッチ!
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