ヒョンのきもち ページ15
JHside
『クッソ…！分かりました！認めます…！』
悔しそうにそう言って、女で、しかもジミナの妹だということを認めたイヨン。
本当に女だった、その事実には少し驚いたけれど、不思議と嫌な気分ではなかった。
JH「そっか！
イヨンの口から直接聞けて良かった〜
…でもお風呂一緒に入りたかったな〜」
『私の裸を見れるのはユノ様とチャンミン様としうちゃんとるぅ様とく…』
JH「いやめちゃくちゃ多い。
しかもアイドル好きだったんだ…
あ、そうだ、はいコレ！」
カバンの中からゴソゴソとそれを取り出してイヨンに手渡す。
『これって…』
数日前、イヨンとジミンの会話を聞いた後自分が全員分買ってきた飲み物。
2人の距離感と会話の内容に驚き、ぼうっとしながら無意識に８本目を手に取っていた時は驚いたが、
その時点でもうイヨンをメンバーだと認めていたんだと思う。
JH「あの日、あげそびれちゃったじゃん？あの時はごめんね。
自分が可愛くてイヨンの名前が出そうになって焦って俺が持って帰っちゃって…。めちゃくちゃ後悔した。
それまではただの新メンバーとしか思ってなかったけど、ジミンとの話聞いてからは、ジミンの妹で、ちゃんと人なんだなって。
あれからすごく考えたけど、
今まで変にイヨンのこと避けてたよね。俺、もうしないから。
新メンバーだからって、ちょっと気に入らないからって避けていい理由はなかった。
…本当にごめんね。」
『…』
そう言いながら少し俯いてギュッと目を瞑る。
イヨンはこんな俺に何を言うんだろうか。許してくれるだろうか。
そればかり気にして、イヨンが喋り出すまでその状態で待つもなんの音沙汰も無く。
不思議に思って目を開けた。
「…え…？」
すると、たった今あげた飲み物をゴクゴクと飲み干すイヨンの姿が目に入った。
いや、なんで(必死)
『プパー！クゥゥ〜！うま…！一汗かいたあとの1杯は最高だ…っ。ありがとうございます、ヒョン』
JH「乳酸飲料をそんな酒みたいに飲む人始めて見た…」
彼…じゃない、彼女なりに気を使ってくれているのか…？
そう思うと、なんだかいい笑顔で空になったマミーのペットボトルを握りしめるイヨンのことが微笑ましく思えてきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1203人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななば(プロフ) - 小説の内容、書き方全てが私好みです。作者様，お忙しいと思いますが続きのほど，楽しみにしています。 (2021年2月16日 10時) (
レス) id: 123ad73358 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - すごく面白いので、続きを作ってくださるとうれしいです!!!!お願いします！！！！！！ (2021年1月6日 17時) (レス) id: 7398bce3e2 (このIDを非表示/違反報告)
コトハ - 続きが気になる…！！ (2020年12月26日 14時) (レス) id: 03fa87109a (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - この話めっちゃ面白いです！続きが気になります。更新まってます (2020年5月22日 8時) (レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
かむたん - 続きが気になります…… (2020年1月10日 15時) (レス) id: d90aae6f87 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れく猿 | 作成日時：2018年5月10日 23時
