レベル135 ページ48
｢全部見終える自信が無い｣
とどっさり乗った資料に頭を抱える玲奈
Aもここ数週間ずっとなので虚無になっている
陽夏は桜に作ってもらっておいたご飯を食べながら真顔で読んでいる
｢(3人とも大丈夫かな？)｣
なんて思いながら朝ごはんを食べている桜
｢日に日に応募数は減ってますしもう一息頑張りましょう｣
『でも応募最終日ですって言ったら増えるよ
陽夏の時はマネージャーだったから履歴書見ていい人っぽい人選んでたけど』
｢うちら事務所入んないでよくここまでやったよね｣
『それな』
と目の前のパソコンを開き自分担当のイラストを見ていくA
玲奈も水を飲んで自分の分を見る
｢あ、私そろそろ授業なので皆さん頑張ってください！｣
と言って2階の自分の部屋に行く桜に授業頑張ってと2人が言う
｢今思ったんですけどそんなに私達もそんなに焦ってやらなくていいんじゃないですかね？｣
｢え、そんなん早くした方が良いでしょ？
もしかして陽夏、夏休みの宿題最後に焦ってやるタイプでしょ｣
『ちなみに私は計画的にやるタイプです』
｢いや、聞いてないですし私やりたい時にやるタイプなんで焦らないです｣
｢陽夏地味に頭いいもんね
大学卒業してるし｣
『僕ら高卒だしね』
｢ねー｣
｢学歴なんて関係ないですよ
それにチェリーさんも大卒でしたよね？｣
とスマホを弄りながらそう聞く陽夏
｢たまに勉強教えて貰ってたよね｣
『そうそう美桜文系だけど理系教科も教えて貰って
分かりやすかったんだよね』
｢確かによく聞いてたね
ファミレスでドリンクバー頼んでさ｣
『あの時はお金無かったからね
今なら余裕でケーキも買ってるね』
｢ファミレス行きたくなってきた｣
『近くにファミレスあったし桜ちゃんの授業が終わったらみんなで行く？』
｢行きます！｣
『そうと決まれば頑張んないとね』
｢だねだね｣
と話してからまたパソコンに目を向ける2人
それを見て陽夏も2人のところに行き資料を取る
｢あ、そう言えばチェリーさんがアシスタント雇うならいっその事もう一個家買っちゃう？って言ってましたよ｣
｢へぇーそう｣
『いいんじゃない』
と適当に返事する2人だが言葉を理解して2人はえ！？と同時に陽夏を見る
｢昨日言ってたんですよ
急に電話かかってきて何事かと思いましたよ｣
『玲奈、今すぐ美桜に』
｢もうしてる｣
と美桜に電話をかけてその話を聞いた2人だった
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作者名：唯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2019年11月2日 15時
