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192話 ページ6

『(やっぱりお登勢さんの言葉は彼らに響く
タバコなんて吸ってカッコつけてるのかな?)』

と万事屋の屋根の上にいるお登勢を見ながら走るA

「何しとんじゃおどれら!
ワシらの街を黙って天人共に渡すつもりかい」

『(勝男さんも連れてきてよかった
ヤクザ収めるにはヤクザしかいない
これは僕の出る幕は無さそうだ)』

「あらAちゃん迎えに来たけど
戦わないの?」

『初めはそのつもりだった
だけどこの町の人は絶対大丈夫だなって
それに他にしないといけないことを見つけた』

「それって?」

『あの量の辰羅族を操るには何かあるはず
やっぱりあいつの言ってたことは正しかったのか
宇宙海賊春雨第四師団元団長華陀
組織の派閥争いで居場所を失い、春雨の資金を横領して名前や顔を変えて地球へ逃亡していたようなやつだよ』

「なんかすごい」

『まぁここからはお巡りさんの仕事だ
花蓮さんはお登勢さんを任せたよ』

と戦場から背を向けAはその場を去り花蓮はお登勢の方へ向かう

「Aはどうしたんだい?」

「なんかよく分からないですけどお巡りさんの仕事だって言ってどこかに」

「そうかい」

「貴方その髪色にその目の色もしかして梓ちゃんのお母様?」

と気になった妙が花蓮にそう聞く
花蓮は少し困ったように答える

「え、あ、はい
そうです
あの子を一目見たくて
でも一緒にいるつもりは無いんです
私に母親の権利なんてないですし」

「そんなことないと思うわ
あなたが何をしたかなんて知らないけど
一目見たくてなんて言う親に悪い親はいないわ」

なんて言う西郷にはっとする花蓮

「だからAは連れて来る事を選んだ
でも今はその話は後だ」

と周りの大方の手当てが終わったらしく華陀の元へみんなで向かう
その間花蓮はまだ見ぬ梓がどれだけ成長してるのか楽しみにしている

「梓はどんな子ですか?」

と隣にいる妙に聞く花蓮
妙はうーんとと考える

「初めはあんまり笑わなかったけどAさんと過ごしていくうちに段々笑うようになって最近ではたまに家に来て楽しそうに友達と笑ってますよ」

「そう…ですか」

「きっと喜んでくれますよ」

と花蓮の気持ちを見透かすようにそう微笑む妙
花蓮はその笑顔に少し嬉しそうにする

「私は花蓮と言います
あなたは?」

「志村 妙です
早くこんな事終わらせて梓ちゃんに会いに行きましょ?」

「そうですね」

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2020年7月11日 21時

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