【銀魂】真選組総長は元攘夷志士Part5 (ページ50)

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236話ページ50

｢こちら五番隊
見つかりません｣

と言う無線の音を聞いて苛立ちを隠せなくなっているカズ
隣にいる梓も悲しそうな表情をしている

｢そう遠くには行ってないはずだ！
もっと探せ！｣

と言う土方の怒鳴り声に隊員達は返事をしてから捜索を再開する

｢私がもっとちゃんとおそばにいればこんな事には…｣

と泣きながら言う梓
そんな梓の頭を撫でながら大丈夫だと言う近藤

｢どこに行ったんですか…Aさん｣

とごめんね、探さないでと書かれた紙をぐしゃっと握ってポツリと呟くカズ
そんな時にドタドタと騒がしい足音が響いてくる

｢Aがいなくなったって本当か！？｣

と焦ったように聞く銀時に黙って頷く近藤

｢旦那の所には行ってないんですねィ｣

｢そうだ！銃にGPS仕込んでたろ
それを使えば｣

｢その銃なら既にGPS取られてやすね｣

沖田がそう言うとクソっと壁を殴る銀時

｢旦那は何も聞いてないんですか？｣

｢聞いてたらこんな焦んねぇよ
それと俺の所にはこれが｣

と万事屋さんへとAの文字で書かれた封筒をだして近くに居たカズに渡す

｢読んでも？｣

｢あぁ、好きにしろ｣

と屯所を出ていく銀時
近藤と沖田、梓はカズの近くに寄る

[はいけい万事屋さん

急にいなくなってしまってごめんなさい
先日昔の夢を見ました
私が両親を、村の半数を殺してしまったり、真選組のみんなには言えない事をしてしまっている夢でした
きっとそれは私の記憶なんだとおもいます
ですが、どこを探しても貴方がいませんでした、真選組のみんなが見つかりませんでした
なので私は1人で私を探す旅に出ようと思います
みんなを頼みます

A]

と水玉模様の便箋に書かれた文字を読み上げるカズ
それに思い出したんだなと呟く近藤
梓と沖田はじっとその手紙を見ている

｢A様、どうして拝啓を漢字で書かなかったんでしょう｣

｢それに旦那があんなに焦ってたのも気になりやす｣

｢確かに花蓮さん探しの時は焦ってなかったよな｣

とカズが言うと確かにと頷く沖田
しばらく沈黙が流れてからあ！っと声を出す梓

｢どうしたんだ？｣

｢私、銀さんが焦ってた理由分かりました！｣

いっぱいになったので続編にいきます！！！！
【銀魂】真選組総長は元攘夷志士Part6